平成25年度公共用水域及び地下水の水質測定結果
経緯
県内の公共用水域及び地下水の水質汚濁状況の監視は、山梨県環境保全審議会の了承を得た測定計画により実施している。
内容
公共用水域の水質測定結果
(1)生活環境の保全に関する環境基準項目
- 河川:河川の評価の指標となるBOD(生物化学的酸素要求量)の環境基準達成地点は22地点中19地点であった。
- 湖沼:湖沼の評価の指標となるCOD(化学的酸素要求量)の環境基準達成地点は5地点中3地点であった。
(2)人の健康の保護に関する環境基準項目
- 砒素を除く26項目については、全ての地点で環境基準を達成した。
- 砒素については、塩川ダム貯水池(北杜市須玉町)で地質由来により環境基準を超過した。(年間平均値0.016mg/L、環境基準は0.01mg/L)
地下水の水質測定結果
(1)概況調査
環境基準項目では、砒素を除く26項目については全ての地点で環境基準を達成した。
砒素については、1地点(笛吹市石和町窪中島)で環境基準を超過した。
要監視項目では、測定した全ての項目について指針値を下回った。
測定した項目は全ての地点で環境基準を達成した。
(2)継続監視調査
調査した37地点のうち、25地点で環境基準を達成したが、12地点で引き続き環境基準を超過した。このため、今後も継続的な監視を行っていく。
- 環境基準超過井戸:12地点(うち飲用井戸1地点)
- 環境基準内検出井戸:20地点(うち飲用井戸1地点)
- 不検出井戸:5地点(飲用井戸なし)
(3)汚染井戸周辺地区調査
- 平成24年度の概況調査で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の汚染が確認された地区で周辺の調査を行った。周辺には井戸がなく原因究明に至らなかったため、継続監視調査地点に加え、継続的な監視を行っていく。
- 平成25年度の概況調査で砒素の汚染が確認させた地区で周辺の調査を行ったところ、21地点のうち3地点で環境基準を超過した。過去に行った調査でも自然的要因により広範囲で汚染が確認されていることから、自然的要因と考えられる。今後も継続的な監視を行っていく。
結果詳細
オープンデータ