ページID:115200更新日:2024年5月16日
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山梨へ引っ越してきて半年ほどになります。歩行障害があるため、スーパーや施設の駐車場を利用する際は障害者スペースを利用したり入口近くが空いていれば一般駐車場を利用したりしています。
山梨県は思いやりパーキング制度を広く普及されていて子育て世代にも優しいのだなぁと感じましたが、思いやりパーキングと障害者スペースが混同されていて、実際普通に歩けるベビーカーの親御さんが障害者スペースを占領している事がほとんどで、私たちのようなものが買い物などを諦めたりせざるを得ないケースが多々あります。
特に車椅子利用の時は乗り降り時のスペースは必ず必要なので、そうでない方が使ってもいいと勘違いされて使っているということは、この政策の詰めが甘い感じがします。
以前居た県でも思いやりパーキングと似た制度がありましたが、障害者スペースと思いやりスペースが明確に分けてある所が多く、困ることはほとんどありませんでした。
この制度を色々な人がその人にあった活用が出来るよう改善して頂きたいです。
よろしくお願いいたします。
いただいた「やまなし思いやりパーキング制度」の件について、障害福祉課からお答えします。
山梨県では、障害のある方など歩行が困難又は移動に介助者の特別な注意が必要な方の社会参加を促進するために、「やまなし思いやりパーキング制度」を平成24年より実施しています。
この制度の対象者は身体障害のある方だけでなく、要介護認定を受けている歩行困難な高齢者やベビーカーの使用等により注意が必要な妊産婦等を含み、歩行や移動に不安を感じているより多くの方にご利用いただける制度となっています。
県は、より多くの事業者に思いやりパーキング制度に協力していただくための工夫として「障害者スペース」(車椅子利用者用駐車施設等)とは別に「思いやり駐車区画」を設置する以外に、「障害者スペース」と「思いやり駐車区画」を併用できるよう取り組んで参りました。
一方、御指摘のとおり、多くの対象者が思いやりパーキングを利用し、利便性が高まると、車椅子利用者が駐車できないケースの増加にもつながりますので、今後、実態を調査し、車椅子利用者が安心して利用できるよう、県内事業者へのより積極的な周知依頼を通じて、思いやり駐車区画をさらに増やしていけるよう取り組んでいくことに加え、協力施設の実情を踏まえつつ障害者スペースとは別の思いやり駐車区画の設置を推進して参ります。
また、県民の皆様に正しく理解されるよう普及啓発にも努めて参りますので、御理解いただけますようお願いいたします。