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ページID:115203更新日:2024年5月16日

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県有林の利活用について

ご意見

 県有林が十分に活用されていないということで、民間利用の検討をされていると聞いております。地球温暖化が喫緊の課題で脱炭素が叫ばれている中でも、地球規模での急速な森林減少には歯止めがかかりません。そのような状況下で広大な森林を有する山梨県の今後の取り組みは、大変重要だと思っております。
 そこで、教育施設や研究機関の誘致などこれまでのような経済活動に直結する利活用だけではなく、CO2の吸収源として森林を森林として守り育てていき、それを観光の柱のひとつとしていくことをお考えいただけないでしょうか。
 私の住む北杜市には広大な県有林がたくさんあります。しかし、今はその中に入って自然を愛でることはできません。市内の定住者、別荘利用者、観光客は日々散歩を楽しみたいと思っていて、実際に毎日のように散歩をしているのですが、道路事情が悪く、歩道のない狭い道路で車を気にしながらの散策になります。
 県有林の中に歩行者専用の遊歩道を作り、誰でも自由に散歩ができるようにしてはどうかと思います。八ヶ岳や南アルプスには登山道や遊歩道がありますが、それには体力と準備が必要です。そうではなく比較的平坦で楽な日常的な軽い散歩に利用できるような道にするのです。何の設備も要りません。高齢者でも歩きやすい平坦な道を整備するだけです。散歩が大好きなイギリスには美しい散歩道があちこちに存在し、世界から観光客がやってきます。まずは八ヶ岳南麓でモデルケースとして整備してみることを考えていただけないでしょうか。そして、それが徐々に広がって行って、ひとつの地域を森の散歩道でつなげられたら、さらに地域の魅力が増して観光客や移住者が増えると思います。「やまなし森の散歩道プロジェクト」です。地元住民の協力も得られると思います。

 回答

 ただいた「県有林の利活用について」の件につきまして、県有林課からお答えします。

 山梨県の県有林では平成15年に国際的な森林管理認証であるFSC森林管理認証を取得し、世界基準に基づいた管理経営を行っているほか、カーボンオフセットの取り組みとして、これまで県有林で森林整備を行ったことで吸収したCO2をクレジット化して販売し、企業等の温暖化対策に役立てていただくなど、環境・経済・社会の各分野に配慮した施業を行っており、このことを各媒体で宣伝しております。
 また、県有林内への遊歩道設置につきましては、県では3箇所の森林公園(武田の杜・金川の森・県民の森)を設けているほか、人と森林とがふれあうことのできる場である「森林文化の森」を県内12箇所に整備しており、これらの区域内に遊歩道やあずまやなどを設置しております。北杜市には旧白州町に「釜無水源の森」、旧須玉町に「瑞牆の森」、旧高根町から旧小淵沢町にかけて「八ヶ岳の森」の3箇所があり、森林散策等が楽しめますので御利用ください。
 いただきましたご意見につきましては、今後の森林空間の利活用を考える際の参考とさせていただきます。

 

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