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PEOPLE 01

令和3年度採用

心理

【現所属】

障害者相談所

障害のある人を支え、より良い方向へと導く

結婚を機に山梨へ。専門を生かせる心理職に挑戦

大学で心理を学び、卒業後は全国転勤のある機関で障害者雇用支援に関わる仕事をしていました。結婚を機に山梨で暮らすことになり退職。これまでの経験を生かしつつ、自分の将来を見据えて働ける職に就きたいと探していたところ、山梨県で心理職を募集することがわかり応募することに。大学を卒業してからかなり時間が経っていましたし、当時は非常勤の仕事をしていたので働きながら公務員試験の対策をすることにも大変さを感じましたが、せっかくのチャンスだと思い頑張りました。

冷静な判断と寄り添いたい気持ちの間で葛藤も

現在は、療育手帳の判定業務を担当しています。発行するか、等級は何級になるのかといった判定をするために、知的障害者と一対一で心理検査をし、必要に応じてご家族や関係者への聞き取りも行います。療育手帳の有無や障害の等級は使えるサービスに影響する可能性があり、責任重大。相手に寄り添うことも大切ですが、感情移入しすぎて判断が甘くなることはあってはならず、あくまでも制度の枠の中で何ができて何ができないかを見極めなければならないことに、難しさや葛藤も感じますね。

一番のやりがいは、役に立てたと実感できること

療育手帳判定の場は本来一期一会で、深い関係性を結ぶことはないのですが、それでも、「相談する場がなくて…」と困り事を話される方がいらっしゃいます。ここへ来られるのは、少なからず生き辛さを感じている方。できるだけ親身にお話を聞いたうえで担当部署へつなぐようにしており、その後何かの機会に「うまくいきました」というお電話を頂けたりすると、心から良かったなぁと思います。そして、そういった、誰かの役に立てたことを実感できることが、この仕事の一番のやりがいかなと思いますね。

MESSAGE

意見交換や相談が密に行われる、和やかで働きやすい職場です。専門的なことを学べる研修がたびたびあり、気軽に相談や情報交換ができる同期もいます。仕事をする上では意外な経験や知識が役に立つことも多いので、ぜひ学生のうちにいろいろなことに興味を向け、体験してください。