美酒美県やまなし > やまなしの美酒探訪01「駒園ヴィンヤード」
更新日:2023年2月3日
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やまなしの美酒を深く知っていただくための企画「やまなしの美酒探訪」。
今回は、甲州市塩山にあるワイナリー「駒園ヴィンヤード」の栽培・醸造責任者 近藤社長に案内していただきます。
創業1952年の小さなワイナリーです。全ての銘柄を山梨県産ブドウ100%で生産しています。ビオロジック(有機栽培)を実践し自然に寄り添うワイン造りを創業理念とし、少量生産ではありますが、国際ワインコンクールにおいて4年連続金賞受賞の高い品質評価を頂いています。
ワインは地酒、山梨には国内最多のワイナリーと多くのブドウ生産者に育まれた長いワイン造りの歴史と環境があります。首都圏からのアクセスも良く気軽にお越し頂ける「一番近いワイン産地」です。
丹精込めて育てたブドウの個性をそのままボトリングする。科学的なアプローチを行わず、その年の、その畑のブドウとの出逢い「一期一会」を大切に。それが駒園ヴィンヤードのワイン造りです。
駒園ヴィンヤードでは山梨県特有の地形と自然環境を活かし、気候条件、土壌組成、標高差:280m~620m(標高差340m)で育まれるぶどうの個性を大切にしたワイン造りを行っています。そのためには産地ごと、畑ごとに仕込みを行う事、産地や品種による搾汁方法、醗酵管理、酵母の変更などは一切行わずに統一する事が重要だと考えています。また、多くのワイナリーでは新規圃場開設を標高の高い冷涼地で行う事が多いのですが、駒園ヴィンヤードでは西野圃場のように標高の低い地域に開設し、早生品種を栽培する事を進めています。その理由は萌芽、開花、結実、軟化、成熟、収穫にいたるぶどうの生育相と近年の気候変化にあります。これは科学的な管理を控え、健全なぶどうを収穫するための試みです。
『Tao駒園甲州』
社名の由来になった自社最古の駒園圃場産甲州種を100%使用。
駒園甲州の特徴である豊かな果実味とミネラル感とバランスの良い酸味が和食から洋食までマッチする白ワインです。
単一畑(シングルヴィンヤード)での生産を開始した2016年ヴィンテージから6年連続で国際コンクール受賞。
特に2022年は、収穫量が例年の55%と少なく、凝縮感の高いワインになりました。
駒園ヴィンヤード株式会社
住所:山梨県甲州市塩山藤木1937
電話番号:0553-33-3058
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