ページID:87068更新日:2023年1月12日
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Human Immunodeficiency Virusの略。「ヒト免疫不全ウイルス」と訳しています。人の免疫力をなくしてしまうからです。ネコ免疫不全ウイルスというのもあります。
Acquired Immuno Deficiency Syndromeの略。「後天性免疫不全症候群」と訳しています。後天性というのは、生まれ持ったものではなくて、生まれた後にかかった、という意味です。やはり免疫力が下がる、というこの病気の特徴を表しています。
感染している人の体液を介して(精液、膣分泌液、血液)でうつります。具体的にはセックスや針の使い回し、感染しているお母さんからお腹の赤ちゃんにうつる「可能性」があります。現在ではそれぞれ予防する手立てがあり、感染する可能性を下げることができます。
血液検査で調べます。保健所では匿名、無料で検査を受けられます。病院では自費で検査を受けられます。山梨県では以下の保健所、病院で検査が可能です。
今は大変良い薬ができています。1日1回1錠、しっかり毎日飲めばHIVにかかっていない人と同じように生活ができます。
以下のホームページに詳しく書いてあります。どのような行動でどのくらい感染しやすいか、予防するには具体的にどうすればいいか、世界や日本でHIVってどうなっているのか、知ることができます。
HIV検査相談マップ(外部ページ)
保健所に連絡してください。相談や検査を無料で受けることができます。
くわしくはこちら↓
エイズ検査・相談について(特定感染症等検査について)
血液検査でわかります。HIVに感染した時にできる抗体やHIVのかけらが血液の中にあるかを調べるので、血液を少しとって検査を行います。HIV抗体ができるまで、多くの場合6週間から8週間かかると言われています。そのため、今日検査した結果は約3か月前の状態を表していることになります。現在の感染の有無を正しく判断するためには、感染が心配される機会があった日から90日以上経って検査を受けてください。90日以内でも不安な場合は、お電話でご相談ください。
全国の保健所では匿名(名前を言わず)、無料で検査を受けられます。保険証も不要です。まずは、電話にて予約をしてください。その際に簡単な問診があります。病院でも自費で検査を受けられます。保健所では、その他性感染症(クラミジア、梅毒、B型肝炎、C型肝炎)の検査も匿名、無料で受けられます。
HIVの検査は、陰性(HIVに感染していない)、あるいは、判定保留(いま判定ができない)のどちらかになります。感染していなくても100人に1人の割合で判定保留の結果が出ます。判定保留の場合は、約2週間後に正確な結果をお伝えします。
はい。自費だと月あたり20万円ですが医療保険3割負担だと約6万円かかります。そのため行政で利用できる制度があります。中心となる方法について簡単に説明します。
1)高額療養費制度
健康保険に加入している人が医療費を支払うと、一定額以上が後日返還されます。例えば年収200万円以上600万円以下 だと、最大でも月額44,000円になります。収入によって限度額が異なります。
2)身体障害者手帳
HIV感染症の患者さんが申請された場合、「免疫」に関する身体障害者とされます。障害を軽くしたり、取り除いたり、進行を防ぐために受ける治療について(この場合はHIV治療について)医療費が助成されます。通常は定額1割負担ですが、さらに収入により月あたり支払う医療に限度額が設定され、後日返還されます。
3)自立支援医療
4)重度心身障害者医療費
5)障害年金
詳細は制度の手引き(外部ページ)をご覧ください。
いいえ。守秘義務があるため知られることはありません。ただ、身体障害者手帳を持っている人が障害者控除(一定金額の所得控除)を受ける際には、源泉徴収の際に勤務先に申告する必要があります。
HIV感染症と診断されたら、お医者さんと相談しましょう。例えば山梨県立中央病院では医療相談室のソーシャルワーカーが細かく相談に乗ってくれます。
東京や横浜に、HIVだけではなく、セクシュアリティー、メンタルヘルスなどについて相談できるコミュニティーセンターがあります。
特定非営利活動法人 ぷれいす東京 (外部ページ)
診断・治療は次のエイズ治療拠点病院で行っています。
エイズ治療中核拠点病院
病院名 |
問い合わせ先 |
地方独立行政法人山梨県立病院機構 山梨県立中央病院 呼吸器内科 |
甲府市富士見1-1-1 055-253-7111 |
エイズ治療拠点病院
病院名 |
問い合わせ先 |
独立行政法人国立病院機構 甲府病院 |
甲府市天神町11-35 055-253-6131 |
国立大学法人 山梨大学医学部付属病院 |
中央市下河東1110 055-273-1111 |
市立甲府病院 |
甲府市増坪町366 055-244-1111 |
韮崎市国民健康保険 韮崎市立病院 内科 |
韮崎市本町3-5-3 0551-22-1221 |
国民健康保険 富士吉田市立病院 外科 |
富士吉田市上吉田6530 0555-22-4111 |
日本赤十字社 山梨赤十字病院 内科 |
南都留郡富士河口湖町船津6663-1 0555-72-2222 |
大月市立中央病院 |
大月市大月町花咲1225 0554-22-1251 |
都留市立病院 内科 |
都留市つる5-1-55 0554-45-1811 |
(参考)厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 拠点病院診療案内 (外部ページ)
山梨県の新規HIV感染者数は平成4年の13名をピークに、ほぼ横ばいで推移しています。累積報告数は183名となっています(令和2年12月末現在)。年齢別の報告数は、20代および30代の若年層が6割を占めています。
山梨県におけるHIV感染者の概要はこちら(PDF:49KB)
県では、HIVの感染防止と正しい知識の普及啓発を目的として、無料で事業所・企業・団体・教育機関等を対象とした講習会(出前講座)を実施しています。詳細は最寄りの保健所または健康増進課へお問い合わせください。
相談や検査は、県内の全ての保健所で予約制で行っています。
くわしくはこちら↓
エイズ検査・相談について(特定感染症等検査について)