ページID:29113更新日:2015年2月12日
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山梨県林業研究グループ活動連絡協議会では、林業の担い手育成を目的とした活動を展開していますが、このほど県立農林高校森林科学科の生徒約25名を対象に、木材伐採現場の見学会を開催しました。これは森林・林業について学ぶ高校生に、より一層林業への関心を高めてもらおうと、普段、学校では学べない体験型カリキュラムとして企画されたものです。
当日は協議会メンバーの案内により、増穂町内県有林にて皆伐作業を行っている事業体の現地を訪れ、ひと抱えもある太さのヒノキが、手際よく次々に伐採される様子を見学しました。プロによる本格的な伐採作業を間近に見るのは全員がはじめてということで、樹齢約60年の大きな木が倒れる迫力に圧倒されながらも、目を輝かせる生徒たちの姿はとても新鮮に感じられました。
毎年、農林高校森林科学科を卒業する生徒の多くが林業関係への就職、進学を希望していることから、このような体験活動が本県の森林林業の担い手の確保、育成に少しでも役立つことを期待するところです。