ページID:29513更新日:2015年2月12日
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山梨県森林総合研究所では3月10日に、平成21年度研究成果発表会を同研究所大研修室で開催しました。この発表会は試験研究の成果を関係者に紹介し、現場での活用を図るとともに、一般県民にも試験研究に対する理解と関心を高めてもらうことを目的に開催したものです。
当日は林業関係者や県職員ら約20人が参加しました。今年度は6名の研究員が「バイテク利用による効率的な苗木生産技術の開発」、「造成された複層林の管理方法及び帯状複層林造成方法の開発」、「ヤノナミガタチビタマムシの生態と対策に関する研究」、「野生獣害に対する森林被害防除事例集の作成」、「枯れ木の生態学-多様な林分構造を考慮した森林管理手法の検討-」「緑化施工地の実態調査と効率的な施工指針の開発」「山菜類の栽培技術に関する研究」「特用樹(果実利用・樹液利用)の栽培技術に関する研究」と題した8課題の研究成果を報告しました。
また、信州大学農学部教授で同研究所客員研究員の加藤正人先生が「日本の森林空間情報システムの方向と山梨県に期待すること」と題し特別講演も行いました。
発表された研究成果が現場で活用され、林業及び林産業が活性化し、健全な森づくりが推進されることが期待されます。