ページID:32234更新日:2015年2月12日
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森林を将来にわたり健全な状態で維持して行くためには、林業後継者の確保は非常な重要な課題です。
5月22日に神奈川県伊勢原市内で、「第39回全国林業後継者大会」が開催され、本県からは、南部町林業研究会のメンバーと林業普及指導員が参加してきました。
この大会は「第61回全国植樹祭」の関連行事として植樹祭の前日に開催されたもので、全国各地から林業研究グループなど森林・林業関係者が集まり、地元小学校・高校の活動発表や、基調講演、パネルディスカッションが行われました。
「環境~私たちの将来と今できること」をテーマに活動発表を行った市立緑台小学校では、地元森林組合を講師に招き4~6年生を対象に継続して実施している林業教室を通じ、学び考えたことを児童一人一人が元気に発表しました。将来を担う子供達が、林業や間伐材等の木材利用の大切さについて、非常によく理解している様子がうかがわれ、小学生からの教育の大切さを改めて感じました。
一方、基調講演では、林業経営者でもある岩井吉彌(よしや)元京都大学教授が、「私たち林業経営の進む道」と題し、世界各地で見てきた林業と比較しながら、日本の林業の進むべき方向や可能性について講演されました。
また、夕食を兼ねた意見交換会では、他県の森林・林業者との交流を深めることができ、たいへん有意義な大会となりました。