ページID:32782更新日:2015年2月12日
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『「増穂の森にはコビトが住んでいる」お父さんからからそんな話を聞いたのは6月はじめ。それが本当かどうか確かめるため、ボクは7月10日に、お父さんと一緒に森林総合研究所「森の教室」に行ったんだ。話は本当だった。そこには糸操り人形「森のコビト」がいた。いただけじゃない。ボクらにも「森のコビト」が作れたんだ。森林インストラクターのサクマさんが教えてくれたとおりにやったら、ただの木の枝がだんだんと人形になっていく。最後に糸を付けたら「森のコビト」が動き出した。
「森のコビト」は森のことを何でも知ってる。でも、「森のコビト」が泣いていた。「森が寂しい」って。昔はたくさんの人が山に来て、山をきれいにしてくれたけど、今は全然来てくれないって。来る人はゴミを捨てていくって。
今度「森のコビト」と一緒に森に出かけるんだ。「森のコビト」が泣かないように、ボクも森をだいじにするよ・・・』
児童・一般への森林・林業普及施設「森の教室」に、林業普及指導員が森林インストラクターを紹介し、木の枝を材料にした糸操り人形を作成するイベントのコーディネイトをしました。人形作家でもある森林インストラクター佐久間さんは、今後も、森の素材を使った人形作りの体験と人形の目線から森をみる森林散策をとおして、子どもたちに森林・林業を伝えていきたいと抱負を語られました。