ページID:34652更新日:2015年2月12日
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11月26日(金)に「平成22年度林業普及指導員全国シンポジウム」が東京で開催されました。このシンポジウムでは全国で活躍する林業普及指導員のうち、東北・北海道、関東・山梨、中部・北陸、近畿、中国・四国、九州の各ブロックの代表が、日ごろの活動の中からテーマに沿った内容を報告するもので、9月に行われた「関東・山梨ブロックシンポジウム」にて代表に選出されていた当所所属の齋藤林業普及指導員が、この日発表を行いました。
今年度のテーマは「森林吸収量目標の確実な達成に向けた普及指導の取組」で、1997年の京都会議(COP3)にて国が約束した温暖化ガス削減目標を達成するために必要な森林整備を推進すべく、全国各地での取り組みに関する報告が行われました。
各ブロックを代表する活動事例の報告とあって、どの活動も次元の高いものでしたが、林野庁職員ほか有知識者による審査の結果、最優秀賞には九州ブロック代表が、優秀賞には近畿、中国・四国の各ブロック代表がそれぞれ選ばれました。本県発表は惜しくも選外でしたが、全国規模でのシンポジウムで報告された身延町森林組合の取り組み事例は、今後全国で利用間伐に取り組む事業体に対し、示唆深いものとなったと思われます。
【平成22年度林業普及指導員全国シンポジウム発表題名】
東北・北海道 提案型集約化施業の普及・定着による森林整備の促進
関東・山梨 新たに利用間伐に挑戦する身延町森林組合への指導事例
中部・北陸 作業路網整備の支援について
近畿 提案型集約化施業の推進による継続的な森林整備意欲の向上に向けて
中国・四国 若桜林業再生に向けて取り組んだ「素材需給のミスマッチの解消」と「森林所有者から林業経営者への意識改革」
九州 「木による街づくり」活動について