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ページID:790更新日:2018年1月24日
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「男女共同参画社会」とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。すなわち、男女の人権が等しく尊重され、社会参加意欲にあふれた女性が自らの選択によって生き生きと活躍でき、男性も家庭や地域で人間らしい生き方を楽しめる、お互いが支えあい、利益も責任も分かちあえる、いわば、女性と男性のイコール・パートナーシップで築き上げるバランスのとれた社会像です。
本当に豊かな社会を実現するためには、育児や介護を家庭で女性だけが担い、もっぱら男性は外で働いて税金や年金などの国民負担を支える等の固定的役割分担にとらわれず、男女にかかわらず多様なライフスタイルを選択できる社会構造が不可欠です。しかし、我が国の現状を見ると、法律・制度上では男女平等がほぼ達成されつつあるものの、女性の政策・方針決定への参画、職場における能力発揮は十分ではないほか、女性の家事・育児・介護における負担が重く、また、伝統的に男性の家事や育児への参加が「男らしくない」とされる傾向が残っているなど、さまざまな面での男女共同参画が諸外国と比較しても不十分であり、「男性は仕事、女性は家庭と子育て」などの固定的な男女の役割分担意識は依然として根強く残っています。 私たち一人一人が固定的な男女の役割分担意識を改め、男女が政治の場にも、職場にも、家庭でも共に参画し、生き生きと充実した人生を送ることができる社会を実現しましょう。