ページID:106145更新日:2023年3月27日
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Yamanashi AI ハッカソン~チャットボット検索システムを作ろう~ 開催しました!
ハッカソンイベント
- 日時:令和4年9月23日(金曜日),9月24日(土曜日)の2日間
- 場所:山梨大学
- 開発テーマ:「チャットボット検索システム」
- 参加者:22名(6チーム編成)
- 主催:山梨県
- 運営:エッジテクノロジー(株)
- ファシリテーター:中村俊輔 氏(中村牧場 代表)
- ハッカソン募集チラシ(PDF:757KB)
事前学習講座(オンライン)
- 今回のハッカソンイベントはPython初心者の参加も想定していたため、ハッカソンに必要な基礎知識を身につける「プログラミング入門講座」、チャットボット検索システムの開発工程を学ぶ「ケーススタディ講座」を実施しました。
- 平日の夜間(19:00~21:00)や日曜日の時間を活用し、ハッカソンに向けた準備を進めました。
プログラミング入門講座(Python+数学)
- この講座は任意参加の講座で、全6回にわたり、Pythonの基礎知識、数学基礎知識を身につけました。
ケーススタディ講座(チャットボット検索システム作成)
- この講座は参加者必須の講座で、全2回にわたり、チャットボット検索システム作成に必要な自然言語処理等を学びました。
- この講座でイベントに向けたチーム分けを行い、チームごとに山梨県内における課題をチャットボットでどのように解決できるか検討しました。
1日目
- 予定通り9時にイベントが開始され、オリエンテーション終了後、チームに分かれ開発に向けたアイデア出しに入りました。
- 各チーム、開発に向けたアイデアを出し、ファシリテーターの中村講師の内容チェック(愛のあるダメ出し)が入り、アイデアをブラッシュアップしていきます。
- アイデアの面白さから、AIに使用するデータセット、さらにサービス実装を見据えたマネタイズまで、各チーム頭を悩ませながら、アイデアをまとめていきます。
- アイデアが決定したチームから開発フェーズに入っていきます。
- 初日は各チーム時間が許す限り、会場で開発作業を実施しました。(なんと20時過ぎまで頑張っていただきました!!)
2日目
- 当日は、台風が最接近してくるとの予報であり、開催が危ぶまれましたが、幸いに雨・風ともに落ち着いており、予定通り開催。
- 初日に引き続き、各チーム開発を行っていきます。
- お昼に近くなったところで、発表に向けた準備も行うように運営側からの指示があり、各チーム、焦りの色が見え始めます。
- 15時からの発表に向け、発表資料作りに入ります。
- 15時から各チームの発表が始まり、16時から審査へと移りました。
開発したチャットボットの概要
チーム:SMAP
チーム:焼け石に水
チーム:NULL
チーム:バラ組
チーム:きのこごはん
チーム:DEEP やまなし
審査結果
- 成果発表では、目標としていた動作までたどり着けなかったチーム、直前でデータセットが飛んでしまうハプニングに見舞われたチームなど様々でした。
- 4名の審査員による厳正な審査の結果、最優秀賞を獲得したのは…
- 最優秀賞を獲得したのはチーム「バラ組」の「助産師チャットボット」!おめでとうございます!
主な審査理由として
- 助産師Youtuberとのコラボという発想が面白い
- チャットボットに質問すると、その質問に対する回答を含む動画を紹介、さらにその動画の回答部分まで誘導してくれる点が良い
- ビジネスモデルとしてもすぐにでも実装できる(コラボするYoutuberの動画再生数も伸び、win-winな関係を構築できる)
- 実装したチャットボットの完成度が高く、データセットも動画のコメント欄からクロールして取得している点が良い など
最後に
- 今回、Python使ってチャットボットを開発するという内容でしたが、参加者の8割がPython初学者(使ったことがない、もしくは半年未満)でした。
- イベントに向けオンラインによる事前学習講座(全8回)を開催し、プライベートの時間を割いて、知識の習得に努めて頂きました。
- イベント当日は、各チームとも闊達な意見交換が交わされ、積極的にチーム開発が行われました。
- その結果、完全とは言えないものの、各チーム動作するチャットボットを開発することが出来ました。これは皆様の前向きな姿勢があったからこその結果だと言えます。(ファシリテーターの中村講師も想定以上の出来との評価)
- 皆様、本当におつかれさまでした。このイベントを契機に引き続きAIの知識習得に取り組んで頂ければ幸いです。
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