トップ > 組織案内 > 新価値・地域創造推進局 > DX課 > 進めよう!DX! > 県民DXリテラシー向上事業事例集R701
ページID:124277更新日:2026年1月21日
ここから本文です。

【プロフィール】
店名:Laki整体院
名前:髙山明日香さん
職業:整体師、看護師
住所:甲府市上今井町881-69
https://maps.app.goo.gl/4uVXk4Q7g24t7JfQ9
昨年度、県のDX支援事業でDXへの第一歩を踏み出した甲府市の整体師髙山明日香さんに、支援を受けた際の裏側や、その後の経過などについて伺いました。
看護師から整体師へ。「完璧じゃなくてもいい」―山梨県のDX支援を通じて変化した価値観
「人生がガラッと変わって、自分の人生じゃないみたいな感じがある」
山梨県で「Laki整体院」を営む髙山さんは、かつて看護師として「こうあるべき」という完璧主義の中で働いていましたが、今では子育てもしながら自分のペースで整体院を切り盛りしています。
セミナーには意識の高い人しか参加できないものというイメージが強いため今でも苦手意識はあるそうですが、セミナーをきっかけに知った県のDX支援事業で、SNS活用方法を学ぶことで自身の持つ価値観の変化も感じるようになったそうです。
「正直なところ怪しいと思った」―不信感から始まった起業への道
もともと看護師として多忙な日々を送っていた髙山さん。いつか一人で何かを成し遂げたいという漠然とした憧れはあったものの、資格もなく、現実味は感じていませんでした。
転機は、知人から甲府市の女性起業セミナーを紹介されたこと。そしてセミナーの一環で山梨県が実施するDX支援事業を知ったことでした。
しかし、DXへの第一歩を踏み出すには大きな勇気が必要でした。
「『セミナー』っていう言葉だけでもアウトだったのに、さらに『DX支援』(笑)。怪しいし、敷居が高いイメージがあって。」当時の心境を、髙山さんは率直に語ります。
転機は「雑談レベル」の相談から。苦手なデジタルと向き合う
「デジタルやSNSが苦手」と自認していた髙山さんですが、この出会いが大きな転換点となります。DX支援は、髙山さんのようなデジタルが苦手な人にも分かりやすく、丁寧に進められました。
特に、DX支援担当者との「雑談レベルで話せる関係」が、髙山さんの心のハードルを下げました。「県や市がやっているなら大丈夫だろう」という安心感と、何でも相談できる気軽さが良かったと振り返ります。
「スレッズから来ました」支援が生んだ驚きの成果
支援を受け、整体院の開業とほぼ同時に情報発信をスタートしたところ、その効果はすぐに現れました。
「Googleマップで検索して、ご近所の方が来てくれたんです。ピンポイントで地域の人にアピールできるのはすごい効果だと感じました」
さらに驚くべきは、SNSの効果でした。
「一番多いのは、Threads(スレッズ)からのお客様なんです。自分という人間を知ってもらうために、何気ない言葉や日々の想いを呟いていたら、『スレッズを見て来ました』という方が増えて。そこからInstagramや公式LINEに繋がっていく。発信するって、本当に大事なんだと実感しました」
看護師時代、「こうじゃなきゃいけない」という固定観念に縛られていた髙山さん。支援担当者からの「DXといっても自由でいいんですよ。完璧じゃなくていい」という言葉に救われ、自分らしい発信を続けられるようになりました。その結果、開業から数ヶ月で新規のお客様が全体の7割を占めるほどになりました。
「子育てとの両立」―髙山さんが描く理想の働き方
事業が軌道に乗る一方で、髙山さんは新たな目標を掲げています。それは、単なる売上や顧客数の急激な増加ではありません。
「急激な顧客上昇よりも、”安定して長く通ってくれるリピーターさんを増やすこと”が今の目標です。子どもの思春期という二度とない時間を見逃したくない。」
そのためには、お客様一人ひとりと丁寧に向き合うことが不可欠。集中力を維持し、施術の質を担保するために「1日3名様が限度」と決めています。
「お客様も『雑に扱われている』というのは敏感にわかるもの。だからこそ、自分のキャパシティを超えて質を下げることは絶対にしたくないんです。」
売上や利益追求だけではなく、自身の生活と仕事の質を大切にする。髙山さんの働き方は、多くの人にとっての新しい理想像かもしれません。
髙山さんは、新たな目標に向け、整体院のファンコミュニティとしてのSNS活用を模索し続けます。

「一歩踏み出してみることの重要性」―次の誰かのためのメッセージ
DXに踏み出せない方へのメッセージ
「過去の自分のように、支援を受ける勇気がないと感じている人が大勢いるはず。まずは県の支援事業など信用できるものがあれば、雑談レベルで相談をしてみることが第一歩だと思います。」
県の支援事業に対する期待
「セミナーを開いて終わり、ではなく、困った時にいつでも相談できる伴走者のような存在がありがたいです。そして、難しい専門用語ではなく、”雑談レベルで話せる分かりやすさ”が、次の一歩を踏み出せないでいる人の背中を押すはずだと思います。」
山梨県は令和7年度に、「やまなしデジタル×コネクト」という事業名でセミナーの開催だけではなく、困ったときにいつでも相談できる存在として、事業主からのデジタル、DXに関するお悩みを受ける相談窓口をご用意しています。
雑談レベルのご相談から、具体的なツール導入のご相談まで、ぜひお問い合わせください。
| >相談窓口のご紹介 | >伴走支援のご紹介 |