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ページID：120165更新日：2025年3月24日

【プロフィール】

店名：ヘアーハウスオガワ

名前：小河航太さん

職業：理容師

住所：中巨摩郡昭和町飯喰1541-3

 

昭和町飯喰で両親とともに理容室を営む理容師小河航太さんは、インターネットを活用した予約システムとSNSを用いた集客に取り組み、売り上げを伸ばしています。今回のDX化の取組みや実際の効果について伺いました。

【DX導入の背景は？】
　小河さん：都内の理容室で10年修業後、Ｕターンし、実家兼店舗の一角で新たなスタートを切りました。以前の勤務先ではネット予約を実施していましたが、自分自身でシステム導入をどうしたら良いか考えていたところ、県のDX推進の取り組みを知り、県事業に参加しました。県による「導入サポート」を受けながら、インターネットによるお客様からの予約システムを軌道に乗せてきました。

【実際に取り組んだ具体的なDXツールは？】
　小河さん：Googleの「ビジネスプロフィール」という機能を使い、Googleマップに登録されている店舗の情報を充実させました。理容室を探しているユーザーがマップで店舗を検索し、誘導された予約サイト「ホットペッパービューティー」で希望の日時やメニューを選ぶとスムーズに予約が完了する－という仕組みです。お客様にとって「手軽に予約できる」「好きな地域から店舗を選べる」「利用者の口コミをお店選びの参考にできる」といった利点があるほか、店側にとっても「少ない人員で受付ができる」「予約を管理しやすい」など、双方にメリットがあると感じています。

【DXを取り入れた効果は？】
　小河さん：現在、土日を中心に予約が伸びていて、そのうち9割がネット経由です。接客中に電話応対が多いとお客さまを待たせてしまいますが、ネットに受付を任せられるのは助かりますね。営業していない曜日や時間帯に受付可能なのもありがたいです。
県内では美容室のネット予約はよく見かけますが、理容室で取り入れているところはまだ少ないですよね。都内はネット予約の理容室が多く、僕が勤務していた店でも導入していてとても便利でした。だから自分でお店を始める時は絶対に取り入れようと思っていました。

 

　予約状況はiPadやスマートフォンの画面で確認でき、サイトの閲覧数を示す「PV(ページビュー)」なども把握できるようになっているという。
小河さん：PVの分析もしてくれて面白いです。例えば『クーポンメニューを見たユーザーのうち予約に至った人』の割合なども分かるんですよ。うちの場合は4人に1人の方がクーポンで予約に至っている、ということも数値ではっきり分かるようになりました
　「ネット予約にして本当に良かった」と笑顔を見せる小河さん。
小河さん：電話対応のみだったらここまでの売り上げは確保できず、営業を諦めていたかもしれません。イオンモールと近いこともあり、奥さんはイオンで買い物、その間に旦那さんがここで散髪、みたいなケースもよくあります。客層は20代、30代の若い方が多いですね。

【導入サポートでは、実際にどのような支援を受けましたか？】
　小河さん：サポート担当者のアドバイスでInstagramも充実させることができました。お店に関連する投稿だけでなく、趣味のラーメン店巡りや旅行など、自身の人となりが分かるような内容もアップしています。理容と一見関係ないような情報を投稿することで、お客様には親しみを持ってもらい、話題のきっかけにつなげる工夫をしています。Googleビジネスプロフィールの写真についても、スマホで情報を得る人が多いので縦写真にした方が良いといった具体的なアドバイスも役に立っています。
これからも新規のお客様に何度もリピートしてもらい、常連さんになってもらえるよう頑張りたいと思っています。

【今後、導入サポートを試そうか悩んでいるかたへのメッセージは？】
　小河さん：最初はネット予約を使った集客に向けて何をどうすればいいか私自身があまり分かっていませんでしたが、サポート担当の方が力になってくれてとてもありがたかったです。単にシステムの使い方だけでなく、集客のポイントや掲載する写真の撮り方まで教えてもらえました。
お店目線でなく、お客さま目線で『こうした方が見やすいですよ』といったアドバイスも頂きました。DXツールを導入すること自体ではなく、集客という効果を念頭に置いたアドバイスをもらえるので、ぜひ皆さんにもサポートを試してもらい効果を実感してもらいたいです。

小河さんはそう話し、参加を迷っている人に向けてエールを送りました。

 

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