トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > 山梨の遺跡発掘展2021デジタルミュージアム > 山梨の遺跡発掘展2021デジタルミュージアム音羽遺跡
ページID:98919更新日:2021年3月26日
ここから本文です。
所在地:甲府市音羽町
事業名:個人住宅建設
調査期間:令和2年6月25日~8月2日
調査面積:約72㎡
時代:古墳時代・奈良時代
調査主体:甲府市教育委員会
音羽遺跡は、甲府市西端の荒川中流域左岸の河岸段丘上に展開する、弥生時代から平安時代にかけての遺跡で、これまでの調査から集落の存在が確認されています。
遺跡の所在する千塚地域は、古墳が多く存在したという「千の塚」が名前の由来といわれており、加牟那塚古墳や万寿森古墳といった大型の横穴式石室を持つ円墳が現存しています。
また、荒川中流域河岸段丘上には、左岸の甲府市側、右岸の甲斐市側ともに、弥生時代から平安時代にかけての遺跡が多く分布しています。
住宅建築に伴って実施した発掘調査では、今から1,500年から1,200年前、古墳時代後期から平安時代前期にかけての竪穴建物跡10基をはじめ、溝跡や土坑といった遺構が発見されました。遺物は土師器の甕・甑(はそう)・坏、須恵器の甕・坏、灰釉陶器の壺・埦などが出土しています。
遺構配置図 詳細はこちら音羽遺跡遺構配置図(PDF:229KB) |
遺構の調査状況 詳細はこちら遺構の調査状況(PDF:149KB) |
古墳時代後期の竪穴建物跡と溝跡 |
須恵器坏の出土状況(第8号竪穴建物跡) |
土師器甑(はそう)(古墳時代) 第9号竪穴建物跡出土 |
土師器甕(古墳時代) 第9号竪穴建物跡出土 |
土師器甕(古墳時代) 第4号竪穴建物跡出土 |
土玉(どだま)(古墳時代)
第9号竪穴建物跡出土 |
須恵器坏(古墳時代) 第8号竪穴建物跡出土 |
須恵器甕(古墳時代) 第8号竪穴建物跡出土 |
須恵器提瓶(ていへい)(古墳時代) 第8号竪穴建物跡出土 |
土師器坏 手前:古墳時代 第9号竪穴建物跡出土 奥:奈良時代 第5号竪穴建物跡出土 |
奈良時代の土師器坏に刻まれた線刻 詳細はこちら線刻(PDF:189KB) |
灰釉陶器長頸瓶 第1号竪穴建物跡出土 |
灰釉陶器小壺 |