ページID:98758更新日:2021年4月22日
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山梨県産果実の輸出拡大に向けた取り組みの方向性を明確にし、関係者の理解と協力のもと、今後の施策を着実に進めていくため、「山梨県産果実の輸出拡大に向けた基本的な戦略」を策定いたしました。
県では、「山梨県総合計画」・「やまなし農業基本計画」の中で、令和4年度における山梨県産果実の輸出総額の目標を13億円と定めています。
本県産果実の輸出額は、令和元年度に約9.05億円となりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響や、安価な海外産果実の品質向上などにより、山梨県産果実の輸出環境が大きく変化している状況にあります。
こうした中で、令和4年度における輸出目標額を達成すると共に、将来に向けて安定的な成長軌道を実現すべく、山梨県産果実※のブランド価値向上によって市場環境の変化にも負けない足腰の強い競争力を身につけていくための戦略を示し、関係者と一丸となって取り組んでいくことをねらいとしています。
※本県からの輸出額の99%以上を占めるももとぶどうを主な対象としています。
令和2年度「戦略的海外プロモーション事業」において、山梨県産果実の輸出に関する市場調査を実施すると共に、産地、市場関係者、輸出関連事業者等で構成する「山梨県産果実等輸出戦略会議」において意見を聴取いたしました。
上記の結果を踏まえ、輸出拡大に向けて、主な輸出先地域※に共通して重要なポイントとなる現状と課題を整理し、その対応方針を纏めた基本的な戦略を策定いたしました。
※香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、UAEなど