ページID:78042更新日:2024年8月15日
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農業生産工程管理(GAP:GoodAgriculturalPractice)とは、農業生産活動の中で必要な関係法令などに則して定められる点検項目に沿って、農業生産における各工程の正確な実施、記録、点検及び評価を行い、持続的に改善していく活動のことです。
GAP手法の導入は、食品の安全性向上、環境の保全、労働安全の確保などに資するとともに、消費者や実需者の信頼の確保が期待されます。具体的には、農業者自らが農業生産における各工程において、一連の取り組みをプロセスチェックしていく手法です。
GAPでは、次の1~4を繰り返して行なうことで、生産工程を改善していきます。
GAPの取り組みを流通や小売業者の皆様に知っていただくためのパンフレット作成しています。GAPの具体的な取り組み内容やメリットなどはパンフレットを参考にしてください。
山梨県では、GAP手法の導入・普及を推進するため、平成20年3月に「山梨県GAP(農業生産工程管理)手法の導入方針」を策定するとともに、平成21年3月には、県とJAグループで「GAP手法導入の手引き(県・JAグループ)」(いずれも平成24年に改正)を作成し、GAP導入・普及を図ってきました。また、GAP手法の導入方針を具体化するための枠組みとして、JAグループ山梨、流通関係、県関係部局等で構成する「GAP導入推進会議」を設置してきました。
現在は、「GAP推進委員会」を設置し、「やまなしGAP」の産地導入と併せて、「国際水準GAP」の取り組みについて効果的な推進を図る方策を検討しています。
国では「食料・農業・農村基本計画(H27.3月)」において、国が示す「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン」に則したGAPの普及、拡大を推進するとしており、推進に向けたアクションプランを策定しています。
外部サイト(農林水産省のGAPに関する情報)
平成29年7月1日から、県では、「やまなしGAP認証制度」をスタートしました。「やまなしGAP」は、国の「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤に関するガイドライン」に準拠した「やまなしGAP(農業生産工程管理)手法導入基準書(以下、基準書)」にもとづくGAPの取り組みを適切に実施している個人、法人、生産団体等を県が認証し、「安全・安心な農産物の生産」や「環境に配慮した生産」などを実践する産地をPRしていく制度です。現在、青果物、穀物、茶の導入基準を定めています。
県の認証を受けた生産者の生産する農産物は、2020年東京オリンピック・パラリンピック東京大会組織委員会の「持続可能性に配慮した調達コード」の「持続可能性に配慮した農産物の調達基準」を満たすことができます。
「やまなしGAP認証制度」の認証を受けた生産者(団体、個人)は、以下のロゴマークを使用することができます。
やまなしGAPの目的の一つである安全・安心な農産物の提供する農家の方々を富士山が温かく包んで、山梨県でのGAPの取り組みを表現しています。このマークをシンボルに、消費者、流通関係者の皆様に「やまなしGAP」をPRすることができます。
商標登録(第6012312号)。無断転用を禁止します。
使用については、以下のやまなしGAP認証制度実施要領の使用基準をご覧ください。
認証を受けようとする生産者は、「やまなしGAP認証制度実施要綱」および「やまなしGAP認証制度実施要領」に基づく申請が必要です。申請後、現地検査および認証審査会を経て、認証を受けることができます。
申請は、申請者が在住する市町村、団体にあっては主たる事務所の所在する市町村を所管する農務事務所で受け付けています。
認証を取得するには基準書に準拠した取り組みを実践している必要がありますので、取得を希望する場合は、基準書の取組項目を確認し、基準を満たす取り組みを実践しているか確認が必要になります。
実施要綱・実施要領
やまなしGAP(農業生産工程管理)手法導入基準書
GAPの導入、認証を希望する生産者は、管轄する農務事務所にご相談ください。
甲府市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、中央市、昭和町
山梨市、笛吹市、甲州市
市川三郷町、富士川町、早川町、身延町、南部町
富士吉田市、都留市、大月市、上野原市、富士河口湖町、西桂町、道志村、忍野村、
山中湖村、鳴沢村、小菅村、丹波山村
平成29年7月に制定した「やまなしGAP認証制度」において、令和6年7月29日現在、延べ350者を認証しましたので、認証団体・個人の認証番号及び認証品目等を公表します。
外部サイト(関連サイトへの直接リンク)
1.GAPに関する全般状況(農林水産省)
2.国際水準GAPに関する情報