ページID:37476更新日:2015年2月12日
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4月26~28日に「林業安全作業指導研修」を開催しました。本研修は労働安全衛生法に基づいて実施している安全衛生教育で、チェーンソーを用いた伐木造材業務に係る研修を2日、刈払機取扱業務に係る研修を1日実施しました。
参加者は市町村や県森林環境部の職員で、延べ20人が受講しました。普段は林業事業体の従業員の方等に対して安全作業を指導する立場ということで、中にはチェーンソーや刈払機を実際に使う機会はほとんどないという受講生もいました。そのため、伐倒作業ではうまく受け口を作れなかったり、狙った方向にうまく伐倒できなかったりといったこともありましたが、無事に研修を終えることができました。
チェーンソーや刈払機は林業において最も広く普及した機械といえますが、それだけにこれらを使用した業務においては、毎年切創等の事故、災害が多発しています。加えてどちらも振動機械であり、適切に使用しなければ「白蝋病」と呼ばれる振動障害を発症させる原因にもなります。実際に日常業務の中でこうした機械を使用される方はもちろんのこと、業務を発注する側の職員もこうした危険性を十分認識し、指導にあたる必要がありますので、引き続き普及を図っていく予定です。