ページID:41329更新日:2015年2月12日
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これまで森林測量の道具というとポケットコンパスが主流でしたが、数年前に登場した新たな道具であるデジタルコンパスが注目されています。
デジタルコンパスとは、電子コンパスとレーザー距離計が一体となった器具で、1つのボタンを押すだけで方位角、高低角、斜距離が測定できます。測定したデータはPDA(携帯情報端末)に無線で送信され記録されますので、現場での作業時間が格段に短縮されます。
今年度新たにデジタルコンパスを導入した森林組合に普及指導員が出向き、使い方を指導しました。実際に測量を行ったところ、ポケットコンパスに比べ約半分の時間で測量できました。また、測量データをPDAからパソコンに転送し、図面を作成したり印刷したりする研修も行いました。
ポケットコンパスに比べると高価なため、本県でデジタルコンパスを導入している事業体はまだ多くありませんが、導入した事業体に話を聞いたところ、外業・内業時間の短縮など明らかに導入効果が出ているようです。森林測量業務の効率化に向け、今後もデジタルコンパスの普及を進めていきたいと思います。