ページID:5384更新日:2015年2月5日
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間伐の推進には低コスト路網と高性能林業機械を組み合わせた間伐材搬出の経費節減が必要であり、山梨県では現在「山梨県簡易作業路作設士」認定講習会を実施中です。今回この講習会の一環として、7月19日(木曜日)に山梨県立男女共同参画推進センターにおいて、山梨県と山梨県林研グループ連絡協議会の共催による「四万十式作業路に学ぶ」講演会を開催しました。
四万十式作業路は、県が昨年度作成した「簡易作業路作設マニュアル」の下地になったものであり、四国森林管理局に在職中にこの先進的な取り組みを知り、現在この方式を全国に普及されている元四国森林管理局森林整備部長中岡茂氏(現独立行政法人森林総合研究所研究管理科長)を講師にお招きし、講演していただきました。
当日はスライドを用いて、表土ブロック積工法などの革新的技術についての説明があり、約80名の参加者には大変勉強になる講演会になりました。今後はこのような安くて壊れない簡易な作業路を県下に徐々に普及・定着させ、搬出コストの削減や儲かる林業の復活につなげていきたいと考えています。