ページID:5432更新日:2015年2月5日
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財団法人オイスカは、昨年から山梨県鳴沢村の県有林でスタートした「富士山の森づくり」に関する調査報告会を2月15日(金曜日)に山梨県森林研究所で開催し、約50名の参加者がありました。同地は約100haのシラベ人工林がトウヒツヅリハマキによる病害虫の被害を受け、山梨県が復旧のための被害対策を実施してきた場所ですが、今年度、(財)オイスカに企画、調整役を担っていただき、6つの企業、団体の資金支援、ボランティア派遣の協力を得ることができ、広葉樹の植栽作業が行われました。
この日の報告会では、まずオイスカ担当者から今年度の活動概要の報告がされた後、各企業、団体が植栽した箇所のそれぞれの生育状況や、同地でのシカの食害の状況、今後のこの森の将来像等について、山梨県森林総合研究所、富士森林施業技術研究所の各講師から講義があり、参加した各企業CSR担当者等による活発な質疑応答も行われました。
今後とも行政、企業、地元関係者の協働による新たなスタイルの森づくりがさらに多くの企業の協力を得て、富士山麓にて発展していくことが期待されるところです。