ページID:5377更新日:2015年2月5日
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11月22日に知事と県民が対話する「県政ひざづめ談義」が南部町の富士川木材共搬所で開催されました。今回は「森を核にした地域づくり」をテーマに南部町森林組合職員や林業関係者約30名が参加し、知事と意見を交わしました。参加者からは南部町のスギ、ヒノキは成熟期に入っており、県外でも高い評価を受けている。材価は安いが行政の助成も得る中で、間伐材を低コストで搬出できるよう作業路の開設や高性能林業機械などの導入を図り、収益を上げ森林所有者に利益を還元できる体制を整備していきたい。森林組合では森林所有者に利用間伐を勧めるプランナーの養成も行っている。公共事業や公共施設建設時に県産材をもっと使用してほしい。バイオマスエネルギーの利用を積極的に推進してもらいたい。森林環境税についても考えてほしい。サルやシカによる獣害被害に対する対策を講じてもらいたい。など現在地域で実施している取り組みについての説明や意見・要望が出されました。これに対し知事からは、森林は地球温暖化問題などでクローズアップされているが、森林の機能が発揮されるためには林業の振興が不可欠であり、間伐や作業路対策、鳥獣害対策などいろいろな課題があるが、できるものから着手していきたい。中部横断自動車道を活用した地域づくりを県としても地元の協力を得ながら進めていきたいと述べられました。