ページID:5364更新日:2015年2月5日
ここから本文です。
「魅力ある森林・林業をめざして」をテーマとして1月24日、森林組合職員や地元の上野原木材組合など林業関係者約30名と横内知事との県政ひざづめ談議が上野原市にある北都留森林組合の事務所で開催されました。
知事は冒頭、北都留地域は相模川や多摩川の上流であることから、「上流県の責任としてしっかりと森林整備を行う必要がある。」と述べ、対話がスタートしました。参加者からは、伐採・搬出の低コスト化について、「安く材を出すのには作業路の開設が一番であるが、あとわずかのコストが下がらず苦しんでいる。」との声や、森林環境教育を実践している若手職員は、「東京から中学生が体験に来るが、県内からは来ない。」、ボランティアクラブの立ち上げに携わっている職員も「地元の人の関心が薄い。」と訴えました。また、当日の会場には木質ペレットが展示され、森林組合からは、大きな構想があっての演出であることが説明されました。それは、切り替えの時期にある「小菅の湯」のボイラーを木質バイオマスボイラーに交換し、燃料であるペレットを森林組合が製造しようという取り組みです。
知事は、都有林の状況やシカ害の実態などの話題にも触れ、若い職員がたくさんいることについては、「他県から有能な人が来ていて心強い、若い人が生き甲斐を持って働けるような森林整備を進めていかないといけない。」と、感想を述べて結びました。