ページID:5421更新日:2015年2月5日
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2月19日に東京虎ノ門パストラルで第1回全国提案型施業事例発表会が開催されました。この発表会は今年度より始まった森林施業プランナー育成研修を修了した153組合(本県では1組合)の中から、特に集約化施業の普及・定着に役立つと考えられる11組合の事例について発表がなされたもので、プレゼンテーションおよびポスターセッションの形式で発表が行われました。「森林施業プランナー」とは森林所有者に対し施業プランを作成し提案を行い、集約化のための合意形成ができる技術者です。第1部では、研修講師である坪野氏・相川氏の基調講演に続き、モデル森林組合である多野東部森林組合の浦部氏より取組み状況の報告が行われました。第2部では、今回の各地域で行われた地域実践研修の際に選ばれた代表組合による事例発表が行われました。本県の南部町森林組合は関東ブロック10組合の代表として、望月課長が森林所有者へ提示する施業提案書における直接労務費や諸経費及び手数料を、組合の年間経費を分析して設定した手法について発表しました。第3部では、代表組合・連合会によるポスターセッションに加え、梶山氏・湯浅氏による高性能林業機械の講座が行われました。当日会場には400名近くの人が来場し、大変盛況な発表会となりました。この森林施業プランナー育成研修には来年度は本県では6名が参加する予定となっています。森林施業プランナーが多数養成され、民有林の森林整備が推進されることが期待されます。