ページID:90802更新日:2020年1月16日
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令和元年7月1日(月曜日)午前11時~午前11時20分
県議会議事堂2階 議会運営委員会室
(議長)
まず、議長として臨んだ今定例会において滞りなく全ての案件を議了できたことに安堵しています。
今定例会は、私ども議員が県民の新たな負託を受けて臨んだ初の定例会であり、総額400億円を超える規模の一般会計補正予算案や山梨県森林環境譲与税基金条例制定案などの審議とあわせ、総合計画の基本理念などについて、活発な議論が交わされました。
また、先月17日に中国四川省で発生した地震では、多数の死者・負傷者が報告されております。四川省とは、1985年に友好県省を締結し、長きにわたり緊密な交流を続けており、県議会としても見舞金を贈呈することを決定いたしました。
引き続き、二元代表制の一翼を担う立場として、知事及び執行機関に対し、常に是々非々の姿勢をもってチェック機能を十分に果たし得るよう、議会改革の歩みを着実に進めて参ります。
今後も、より良い山梨の未来が実現できるよう、長崎知事の進める重要施策に関し、自由闊達な議論を交わし、議会としての役割をしっかりと果たして参りたいと考えております。
6月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。
(議長)
続いて、発表事項についてです。
初めに、空き家対策の充実を求める意見書の提出についてです。
国が平成30年に実施した住宅・土地統計調査で、本県の空き家率は、前回調査に引き続き、全国1位となっており、県議会では、昨年度、県に対し行った人口減少対策に関する政策提言の中でも、市町村が行う移住体験に空き家を活用するための助成事業を提言したところであり、空き家対策を総合的に推進するよう、国に対して、強く要望するものです。
次に、高校生議会の開催についてです。
県政や県議会に対する理解、関心を深め、政治へ参加する意識の向上を図るため、8月6日に、高校生が質問を行い、県執行部が答弁を行うという、本会議と同じ形式で高校生議会を実施することといたします。
以上です。
(記者)
タブレット端末が6月議会から導入されましたが、実際に議員が使用している様子を御覧になられて、どのような所感をお持ちでしょうか。
(議長)
タブレット端末検証委員会において、6月定例会から、本会議で試行することが決まったため、今回、本会議場で議員に紙で配付している議事日程、質問通告書などの資料を電子化し、タブレットでの閲覧としたところです。
定例会前に、全議員を対象としたタブレット端末の操作研修会を開催しており、概ね全議員が、ある程度の使用ができたものと考えております。
当面は、紙資料との併用となりますが、検証委員会で使用状況等を検証した上で、資料のペーパーレス化を検討するとともに、引き続き試行を行っていきたいと思っております。
(記者)
9月定例会に向けて使用方法を拡大していくと思いますが、今回使用して、課題と感じられることはありましたか。
(議長)
そこまで細かいところまで至っておりません。皆さんの意見を聞きながら、検証委員会の方でしっかり対応していただきたいと思っております。
(記者)
タブレット端末の導入については、ペーパーレス化というのが第1の目的だと思いますが、その他の議員活動に対して期待するところについては、いかがでしょうか。
(議長)
災害時の情報伝達や県外調査等の際の情報共有などが考えられると思います。
(副議長)
先駆けて導入している逗子市では、総合計画など様々な情報を入れておくことで、議員活動が活発になったとのことです。
個人で持ち歩きができるので、地域の会合などの場で資料を調べることも考えられます。
(記者)
現状では、タブレット端末は持ち出し可能なのでしょうか。
(議長)
まだその段階には至っておりません。今から検証委員会で検討していくことになります。
(記者)
タブレット端末は全員が使用したのでしょうか。
(局長)
全員に配布し、使用しています。
(記者)
高校生議会については、先ほどコメントをいただきましたが、あらためて高校生議会を開催することで期待していることをお伺いしたい。
(議長)
今年度はあらたに選挙管理委員会による主権者教育も取り入れて、選挙の制度や主権者としての社会参画についても学んでもらう機会を設けております。
そういうことをやることによって選挙に対する興味も出てきますし、若者の投票率の向上にも繋がってくるのではないかと思っております。
(記者)
議長としては、これまでの18歳、19歳の投票率は、少し低いという感想でしょうか。
(議長)
今回の県議選については、たまたま時期が重なったということも一因かもしれませんが、低いと思っています。もう少し政治に興味をもっていただいて、自分で政治家を決めるということを考えていただきたいと思います。
(記者)
選挙管理委員会による主権者教育については、どのようなことを予定されているのでしょうか。
(事務局)
選挙の仕組みや選挙制度、選挙公報などについて、座学で研修を行う予定です。
(記者)
高校生議会は、何回目でいつからやっているのでしょうか。
(局長)
2回目で、昨年度からです。
(記者)
内容は前回と同じでしょうか。
(議長)
昨年度のアンケート結果では、開催が1日では生徒も先生も大変などの意見があったことから、今回は半日の開催としています。
また、前回は48校の参加でしたが、今回は3分の1程度とし、それを3年で回していく形を考えております。
なお、今回質問していただくのは19人の予定です。
(記者)
19校が参加するということでしょうか。
(局長)
1校1人で、19校の予定です。
(記者)
韓国・忠清北道議会代表団は、どういうつながりで来県したのでしょうか。
(事務局)
平成4年3月27日に山梨県と忠清北道で姉妹締結をし、その後、相互に訪問を行ってきたところです
(局長)
平成30年3月に、こちらから忠清北道を訪問しており、今回は忠清北道の方から来ていただいたという形です。
(記者)
地下水に着目した法定外税導入に関する政策提言に関し、検討会のメンバーについて、公平公正にという附帯決議が附されましたが、これに対して議長の御所見をお願いします。
(議長)
議会として政策提言したことですので、しっかり検討していただきたいと考えております。
(記者)
総務委員会での議論を聞いていますと、以前、ミネラルウォーター税の導入を検討した時には、業界の方がメンバーに入っており、議論がどうしてもそちら側に引っ張られるところがあったということで、今回の検討会の人選については公平公正にという附帯決議だったと思うのですが、これについて議長のお考えはいかがでしょうか。
(議長)
どのような人選が公平公正かというのは難しいところがありますが、議会としては、より公平公正にやっていただけるよう申し入れたわけですから、しっかり執行部の方で考えていただきたいと思います。
(局長)
以上をもちまして、議長、副議長の定例記者会見を終了させていただきます。
(以上)