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ページID:102899更新日:2022年2月2日

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議長、副議長定例記者会見(令和3年12月16日)

詳細内容

令和3年12月16日(木曜日)午前11時00分~午前11時18分

県議会議事堂2階 議会運営委員会室

211216

所感

(議長)

県内の新型コロナウイルス感染症の最近の状況は、感染者の発生がない日が続くなど落ち着いており、全国においても感染者が少なくなってきております。医療や行政、事業所などの関係者の皆様には、これまでのご尽力に感謝申し上げます。一方で、世界中に広がりつつあるオミクロン株による感染拡大に十分警戒する必要があります。オミクロン株が第6波の引き金となるかは、まだ見通しがつきませんが、第6波到来に備え引き続き適切にご対応いただきたくお願い申し上げます。また、県民の皆様にも引き続き適切な感染防止対策を行っていただきたいと思います。

国においては、衆議院議員総選挙後、喫緊のコロナ対策や日本経済を立て直すための「新しい資本主義」、「成長と分配の好循環」の実現を目指す、第2次岸田内閣がスタートいたしました。本県におきましても、新内閣が進める経済対策などにより、徐々に動き出している本県経済の再生と、さらなる「山梨の飛躍」に繋がることを期待しております。

さて、今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大の防止や県民生活の再建、県内経済の再生など、76億円余の一般会計補正予算等の審議といった、幅広い分野において、活発な議論が交わされました。

また、9月定例会において設置した「県民のための県有地の貸付及び賃料に関する特別委員会」の審議や、今年度取り組んでいる「やまなし子どもを守る条例案」や「公共施設等のトイレを安心して使用できる環境づくりに関する政策提言案」の作成などに向けた協議など、精力的に取り組んでおります。

引き続き、県民の皆様の声に耳を傾け、二元代表制の一翼を担う立場として、議会の役割をしっかりと果たして参りたいと考えております。11月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。

発表事項

(議長)

続いて発表事項についてであります。

まずは、県庁フードドライブの実施についてであります。本県においても、長引くコロナ禍において経済活動の低下が続いており、困窮する世帯や学生が増えている中で、県議会といたしましても何かご協力できないかと考え、年末年始を前に、県庁フードドライブの実施に当たり、寄附物品の受付及び保管場所として議事堂を提供して協力をさせていただいたところでございます。

11月中旬の5日間で、米、飲み物、缶詰、菓子、インスタント食品等、約1トンの善意が寄せられました。マスコミ各社のご協力もいただき、広く県民に事業が周知され、また事業所からのまとまったご寄附もいただき、感謝申し上げます。 

ご寄附いただきました物品は、「社会福祉法人 山梨県社会福祉協議会」、「認定NPO法人 フードバンク山梨」、「NPO法人 にじいろのわ」に寄贈し、支援を必要とする方々に提供されることとなっております。1人でも多くの方に必要な食品が届けられるよう、寄贈先にはお願いをしたところでございます。

こちらからは、以上でございます。

質疑事項

(記者)

議長就任から1年になるかと思いますが、1年の振り返りと、今後に向けてどのように取り組んでいくのか。この2点を伺いたい。

(議長)

県政においても県有地の問題をはじめ、非常に活発な議論が、議会の中でも交わされたと思っております。特に感じたところは、1期2期の若手の県議を中心に、非常に勉強されている。そして、それぞれの考え方を丁寧に説明しながら、自分の主張、あるいは考え方の違いというようなことを明確に議論し合えたということを感じております。

私としては、私が3期というのもありますが、若手の活躍を見て世代交代の波が押し寄せているというように感じております。

今後につきましては、新しい年度が間もなく始まるわけですが、議員の任期としては、最終年度にかかりますので、各議員が公約に掲げてきたところを、議会としても後押しができるように、行政側とも広く話し合い、議論を交わしていきたいと思っております。

(記者)

議長のたらい回しと言いますか、今、議長は1年という期間をやっていますが、議長の前は、3ケ月、4ケ月ぐらいで代わりました。今後は、辞職の考えがありますか。また、自身の公約の達成状況についてどう捉えていますか。

(議長)

当初、近県の議会とも交流を持ちたいということがありました。今、県の方では、静岡、山梨、そして、先般、長野と新潟を加え、新しい連携協定を結んだということで、議会としても長野、新潟の議会に対し、議会事務局を通して、意見交換の場についてもお願いしております。そうしたところでこれからどのように議会と議会をつなげていくかということをやっていきたい。また、大使館においても、先般、ベトナムの大使と今後の経済交流や人的な交流等に関して、面談をさせていただきました。山梨県内においても、職種によっては非常に人手が足りないというところも含めて、ベトナム側からも積極的な人材の派遣をというようなこと、県との協定も併せて進んでいるということも確認しております。今後、農産物の食を通して、マレーシア大使など三つの大使が山梨県に来県されまして、そうした新しい国との交流も随時、発展的に伸ばしていきたいと思っております。

さらに、先ほども話をしましたが、「子どもを守る」条例についても進んでおりますので、次の議会の中では、条例制定に向けて活発な議論を交わしていきたいと思っています。

(記者)

公約としては、まだ満たせてないということですか。

(議長)

 はい。

(記者)

公約は、近隣などの交流といったところも考えていますよね。まだ満たせないから、基本的には、まだこれからも。

(議長)

はい。子ども条例のことについても私自身、肝いりのものです。トイレの条例も含めてですね。ご存じのとおり、この条例も二つ作っていくということにおいても非常に活発な議論がありまして、私、肝いりの条例制定だと思っておりますので、それも推移を見守りながら、次の議会には、可決していただきたいと。

(記者)

先日、国勢調査のトップページで、山梨県の人口が83万人、81万人を割って80万人台になりました。前回の2019年の県議選のときにも、その国勢調査の結果を受けて、選挙区、区割りの変更と定数の変更というのがありました。今回、かなりの人数が減っているわけですが、これからそういった選挙区の区割りの変更や、定数を変える考え、検討に入る考えというのは、今のところありますか。

(議長)

国勢調査によって、県民の人口が約2万5000人減少した中、昨日、各会派の代表に資料をお渡して、各会派の考え方をある程度まとめて、提出していただくことになっております。改選の1年前には、周知を図らなければならないということでありますので、来年の3月末には明確なものを、議会の方から出したいと考えています。

(記者)

検討に入っているということ。

(議長)

はいそうですね。検討に入っております。まずは、各会派の意見を聞きながらです。

(記者)

考えられる部分としては、前回の様に、両方、区割りも変えて定数を減らすのか。それとも定数は維持して、区割りだけ変えるとか、またその辺の議長としての考え方はいかがでしょう。

(議長)

今現在、まず私の考えというよりも、各会派に資料をお渡ししてありますので、各会派の考え方をまずは出していただくという、そこからの議論だと思います。

(記者)

現在、県議の議席は、一人区が結構多いですよね。有権者の色々な意見を議会に反映させるというのは、一人区は難しいのではないですか。もし、変えるとしたら、そういうところまで踏み込んで議論するような考えはありますか。

(議長)

まずは、各会派の方々のご意見を聞く中で、それの中にどのように反映されていくかということが、スタートだと思っております。まず私がどのように考えるのかということや、こうしなければならないというところまでは全く考えておりません。

(記者)

では、各会派の出方によっては、そういうことまで踏み込む可能性があるということですか。

(議長)

内容を見てみないとその辺は判断できませんので。

(記者)

人数も少ないですよね。もっと県議会、人数がいても良いのではないかと私は思うのですが。

(議長)

各会派にお渡しした資料の中にも、山梨県と人口規模が同じようなところをいくつか出して、現状、どのように捉えているのか。そういったことは、議会事務局の中でも調べてその辺の資料もお渡ししている。ですから、それを見る限り、同規模のところは、やはり同じような定数になっていますね。

(記者)

行政改革などの一環で、議会にお金がかかっていると、議会って何をやってるかわからないじゃないかと言われて、どんどん定数削減というのが、戦後しばらくの間の歴史じゃないかなと思います。あまり減ると、山梨県は、国政の、例えば国会で出ている政党の数が、山梨県内に全部あるわけではないし、バランスも、国政選挙の例えば、比例代表、参院の比例代表の得票分布に比べて、山梨県内、県議会、必ずしもそうなるわけではない。やはり定数とか、区割りとか、そういうものにすごく関係しているのではないかなと、一般に言うことはできると思います。私もそう思いますし。そういうところまで議論がいくのかな、いかないのかなと、今の話を聞いて、そういう話は議員さんの間でされることはありますか。

(議長)

そうですね。4年前になりますでしょうか、鈴木議長さん。鈴木さんがされたときには、定数を減らすという考えの中で、進めていった経緯がありますが、私としてはですね、まずは、それぞれの意見をまとめていただいて、各会派が集約をして議論したものを素案にしていこうと考えておりますので。一人一人の議員さん、それぞれ選挙区から出ておりますので、一人区の方もいますし、甲府のように9人ですか。そうした大きいところもありますし。それらを踏まえてご意見を頂戴したいと思います。私から、こうしたい、ああしたいというようなことは、特段持っておりません。

 

(以上)

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