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ページID:107629更新日:2023年2月8日

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議長、副議長定例記者会見(令和4年12月20日)

詳細内容

令和4年12月20日(火曜日)午前10時00分~午前10時17分

県議会議事堂2階 議会運営委員会室

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所感

(議長)

初めに、新型コロナウイルス感染症は、全国的に拡大傾向にある中、本県においても、新規感染者数の増加が顕著となり、加えて新型コロナ感染者の死亡例も絶えず報告されているなど、予断を許さない状況が続いております。また、この冬は、季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されており、本県の医療提供体制に負荷がかからないよう、迅速に対応するとともに、引き続き厳しい状況にある県民生活、県内経済の再生に向け、様々な対策や、きめ細かな支援施策が講じられることを切望するところであります。

さて、今定例会では、物価高騰対策や新型コロナウイルス感染症対策等、総額421億円余の一般会計補正予算案や、「山梨県犯罪被害者等支援条例」の制定などの審議、また、リニア中央新幹線事業の進捗状況と駅周辺の整備など、当面する諸課題について活発な議論が行われました。引き続き、県民の皆様の声に耳を傾け、二元代表制の一翼を担う立場として、議会の役割をしっかりと果たして参りたいと考えております。

12月定例会を終えての所感は以上のとおりです。

質疑事項

(記者)

来年1月の5日に知事選挙が告示されますが、現職の長崎氏と、県議の志村氏、元笛吹市長の倉嶋氏、この3人が今、立候補を表明しています。知事選について、議長としてどのような議論での選挙戦になることを期待していますか。

(議長)

議長の立場としては、誰がどうこうと言うわけにはいかない。個人的には、やはり国との太いパイプを持っている人の方が、県民のためになるんじゃないかと考えています。

(記者)

どういったテーマでの政策論を期待しますか。

(議長)

テーマといえば、「停滞から前進」という言葉があるように、そういう知事を私としては選びたいと思います。

(記者)

もう一点。総務委員会の中で、宮本議員からの発言だったかと思いますが、補助金をもらっている団体が政治的な活動するのはどうなのかというような発言があり、報道各社取り上げて物議を醸したという状況がありました。そこについて議長としてどのように感じていますか。

(議長)

補助金をもらっている団体であれば、選挙には直接絡まない方が良いと思いますね。

(記者)

ただ一方で、県議会議員の方は、恐らく自治会などから支持をもらっていると思います。基本的に自治会は補助金をもらっている団体なので、補助金をもらっている団体すべてに中立性を求めることになると、県議が自治会に支援要請する動きなどの政治活動自体にも影響があるかと思いますが、その辺りについてはどうでしょうか。

(議長)

自治会は、その本人に密接しているのでいろいろ言う問題ではない。

(記者)

補助金をもらっているという意味では同じかなと思います。そうなるとその発言が、特定のところを攻撃するような内容だったのではないかなと自分自身は捉えました。あれは県議一人の見解なので、議会としての見解ではないと思いますが、それを言うのであれば、県議会議員が自治会から推薦を受けるというのは、いかがなものかと私は思いますけれど。どのようにお考えですか。

(議長)

私の考えは、自治会も補助金を受ける団体かもしれないが、候補者は自治会のために立候補するようなもの。補助金をもらっていても密着しているから良いと思う。団体とすればちょっとどうか。公務員が選挙の応援に行っては駄目と同じで。

(記者)

委員会での発言は、あまりにも限定的すぎないかなと思っています。補助金をもらっているところが駄目というのであれば、その団体だけではなく、補助金をもらっているところ全部に呼びかければ、問題はないかなと思いますが。あの場であそこだけ言うというのは特定のところを攻撃しているとしか取れないと思いました。

(議長)

それは宮本議員の考え。私としては、自治会が推薦して、自治会のために働くのだから、別に問題ない。宮本議員が言うように、公のところの補助金はいかがかと。

(記者)

付随してですが、一応県の対応としては、「会長名で出ない」というようなこと言ったそうですが、その対応についてはどのように感じていますか。

(議長)

本人が出れば会長だから、会長名でなくて個人名で出ようと顔が会長だから。会長を隠しても、何々団体の会長だから。そこまでは細かく。

(記者)

そこまで言う必要はない。ただ、そもそもとして、ああいった団体が出るのは、議長自身としてはちょっとどうかなというのは思っているということですね。

(記者)

同じ質問で古屋副議長はどのようにお考えですか。その場にいらっしゃったので。

(副議長)

報道機関が書いたように、政治色が強い内容だったのかどうかというのは、出たことがないからよく分からないけど、そこがポイントになってくると思う。だから、よく知事が党籍を持って立候補することと、例の二連ポスターの扱いが出ましたよね。あれと同じようだと思う。

憲法で認められた個人の権利と同じことだから。内容は選挙に通じているかどうかがポイントになってくる。県から補助金をもらっている団体を、この間の総務委員会で資料を見せてもらったが、ほとんど政治活動ができなくなってしまう。一方で、内容をきちっと精査して、今この時期に誤解されないような活動していくということが、やはりそういう団体には求められていると思う。それとは別に政治活動をやるのであれば、きちっと別の内容を以て詰めてやるということが、今の時期ではしかるべきだと思うので。そういう立場にある人は、しっかりそのことを頭に入れながら、政治活動を進めることが大事かなと思う。

(記者)

会長自身が政治活動をすることを、どうとおっしゃっているわけではないということですか。

(副議長)

あの場合は、主催自体は別。私の地元で開催されたということもあるし、私も行って少し内容も勉強したかったが、別の日程が入っていた。なので、内容がどうであったかはよく分からないので、軽率なことは言えない。だいぶ本人はしゃべったみたいですけどね。

(記者)

政治的な内容はなかったですね。基本的には男女共同参画に関するご自身の活動について、話したかな。

(副議長)

公職選挙法の範疇の中で、それぞれがコンプライアンスを守りつつ進めていくことが、そういう責任ある立場にある人は重要だと思います。

(記者)

「出席してはいけませんよ」ということではなくて、そこは。

(副議長)

メリハリを。記者の皆さんがまた丁寧によくどっちとも取れるような話を書くから。誤解される面もどうなんだっていう。

(議長)

その団体は、個人で出席する分には全然問題ない。

(記者)

最終的には個人で出席している。

(議長)

選挙権があるから、誰かに入れないと。

(記者)

総務委員会での話で恐縮ですが、知事が教育委員会を通じて高校生や教職にメッセージを出したことについて。文面を議長がご覧になっているかは分かりませんが、それについて、知事自身は全くそういう意図はなくて、教員確保が目的だというようなことをおっしゃっていた。議長自身、その文書を承知しているかというのと、それについてどう思うか。

(議長)

知事がそう言っているのであれば、それでいいんじゃないですか。別に問題ない。

(副議長)

初めてのことで、今までそういう例がなかったから、みんなびっくりしちゃう。取り方によってはいろいろあるが、知事がやったことだから議会がどうのこうのということは、今、議長がおっしゃるように。何か法的に引っかかるのであれば、問題になるけど。やはりそのポイントは、日本は法治国家だから、それに基づいた行政運営をしっかりやってもらいたい。

(記者)

法に基づいた行政運営、具体的に教えてもらっていいですか。

(副議長)

こういうことがいわゆる選挙の前哨戦だとか、そういう事前運動に繋がるような誤解をされないようにということなんです。知事側としてみれば、そんなことはないと。これからの未来を担う若者の教育推進に向けて、全力を尽くしていきたいという決意表明をこれ書いている。これは言ってみれば、知事政策局としてみたら全然違うよと。教員一人一人、いわゆる山梨県の県民を代表するものとしてPRした。これは今まで知事も少人数学級推進を一つのスローガンで、一期目の選挙では掲げてきて、それを実現して。今度小学校3年生以上でやっていくっていう方針になっている。そういったいろんなことに対する決意だと私は受け止めているけどね。勘ぐって考えれば、いくらでもいろんなこと考えられるから。素直にそこは。

 

(以上)

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