ページID:68834更新日:2015年11月25日
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平成27年7月6日(月曜日)午後3時00分~午後3時20分
県議会議事堂2階議会運営委員会室
(議長)
去る6月17日に開会した6月定例会は、7月3日に閉会しました。今定例会においては、後藤知事の公約実現に向けた具体的な施策・事業について、活発な議論が交わされたところであります。
また、県議会においては、さらなる政策立案機能の充実・強化を図るため、「自殺対策に関する条例制定」、「中小企業振興に向けた政策提言」の2項目を本年度取り組むべき事項に決定しました。
「自殺対策に関する条例」については、喫緊の課題であることから、県民が一丸となって自殺対策が進められるような条例とするべく、条例案作成委員会において、来年2月議会での制定を目指し、調査、研究、検討に取り組んでいるところであります。
「中小企業振興に向けた政策提言」については、本県の自然的、経済的、社会的諸条件を踏まえた施策が実施されるよう政策提言を行うこととし、9月議会への提案に向け、提言案作成委員会において、調査、研究、検討に取り組んでまいります。
今定例会の常任委員会は、三日間かけて開催し、活発な議論が行われ、また、自身が所属していない委員会へ出席できるよう、各委員長に開催時刻にも配慮していただき、延べ40人の議員が他の委員会を傍聴するなど、予算特別委員会が設置されなくても、常任委員会でしっかりと審議ができたと考えております。
国際交流への取り組みについては、今般、8月上旬に、中国・四川省へ友好県省締結30周年記念行事に参加するため、副議長を中心とする訪問団を派遣するとともに、本年が日韓国交正常化50周年を迎えることから、しばらく交流の途絶えていた韓国・忠清北道へ、私自身が赴き、交流再開の第一歩としたいと考えております。また、ペルー山梨県人会の創立60周年記念行事にお招きいただいたことから、8月下旬に訪問団を派遣することとしました。
さらに、今定例会の閉会日には、「国民体育大会の招致に関する決議」を行ったところでありますが、本県のスポーツ振興を図るため、6月に新設したスポーツ振興議員連盟の活動を行っていくこととしております。
なお、飲酒運転に対しては、これまで厳しい処分が課されてはきたものの、残念ながら根絶には至っておりませんでした。そこで、議員自ら厳正に対応するとともに、7月3日には、知事、警察本部長、教育長に対して、飲酒運転根絶に関する意見書を提出し、県職員等が模範を示し、県民に普及啓蒙を図り、関係機関、事業者等と一丸となって取り組みを推進されるよう要望したところであります。閉会日当日には、全員協議会において、7月21日に副知事就任を予定している新井ゆたかさんの挨拶を受けましたが、今までの経験を活かされ、本県の人口減少問題などに積極果敢に取り組んでいただけるよう期待をしたところであります。
6月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。
(記者)
報告事項について、1都9県議会議長会の提案がありますが、これに対する取り扱いや他の県議会の反応はどうだったのでしょうか。
(議長)
提案された事項は全て賛同されましたが、本県においても介護福祉士等修学資金貸付金の交付の制度の拡充強化について提案させていただきました。
(記者)
さきほど、共産党さんからだったりとか、あとは山梨革新懇さんからも出たのですけれども、代表者会議で土橋先生から一人での請願提出に関して検討を求める件がありましたが、それに関して議長はそのとき持ち帰って検討される旨を伝えられたと思いますが、今回その発言があったことと、意見書が出たことを踏まえて、どう対応されますか。
(議長)
今後検討させていただくと話をしましたが、いずれにしても打ち合わせをしっかりして対応に努めていきたいと思っております。
(記者)
請願権というものに関して、法律に定められたものですけども、そうした権利という部分と今回の発言の部分と、どちらを重く受け止めていますか。
(議長)
このことについては、広く県民の意見を反映するということだと思っております。紹介議員がある程度偏った考え方であってはいけないと思い、複数の人に見ていただこうかということを考えたところでありますが、なるべく多くの人が紹介議員としてその事項に対して関わっていくということが大事だと思っております。
(記者)
そのための、多くの人が関わるための規程の変更、何らかの考えというのはありますか。
(議長)
今後よく検討をしていきたいと思っております。
(記者)
今回、常任委員会を三日に渡ってじっくりやっていましたが、その中で時間の配分を各委員長が気遣っていたと思うのですが、他の見たいところがうまくスケジュールが合わないという議員さんがいたかと思うのですけども、それぞれの委員会の県議さんはそのあたりで議論の深まりということについて、それほどでもないという意見があるのですけれども、その当たり、今後の改善等何か展望があればお願いします。
(議長)
今回、予算特別委員会を設置しないということで、時間もずらしたりして、委員長にもそういった配慮をしていただきました。先ほども報告しましたけども、大変大勢の人が傍聴されまして、また各委員長からその感想等をいただいた中で、さらにそれを活かしていきたいなと思っておりますし、時間によっては非常に追求された方も議論を交わした方もいらっしゃいますけども、それはその議題となっていることが理解できるようにということで、傍聴された方もなるほどと思っていかれたのではないかと思います。
非常に多くの議論がされる中で、傍聴された方々もよかったのではないかと、そんなふうに判断しております。
(記者)
正副委員長会議の総括のところで9月以降の3日開催について意見もあったのですが、その取り扱いをどうしますか。
(議長)
この取扱については、スケジュール等も色々あるわけでございます。そういったことで、今回の委員長の報告等、議員の意見を踏まえまして、今後検討していきたいなと思っております。
(記者)
先ほどの請願権の話で、複数の議員の紹介にするということについての議長の考え方と、先ほどの検討するという意味は、紹介議員を複数にするという意味も含めて検討するということなのか、どういう意味合いで言ったのかもう一度教えて下さい。
(議長)
請願の趣旨もありますので、それらを含めて、複数の方に賛同してもらうようにと思っております。
(記者)
それは従来のやり方を変えてですね、複数の議員にするという意味なのか、どうすることでしょうか。
(議長)
それは今後の課題として検討していきたいと思います。
(記者)
検討はいつぐらいまでが目処なのでしょうか。
(議長)
9月定例会がありますので、それまでには何らかの方向を出していきたいなと思っております。
(記者)
今のご説明だと、複数にするということも前提において、話を、検討を進めていってみるということでしょうか。
(議長)
前提は特にありません。
(記者)
さらの状態でどうすべきかを話し合うということでしょうか。ちなみに、事務方に聞きますが、変えるとなった場合にはどういう手続きで変えるのですか。もししようかというふうに決着としてなった場合に。
(局長)
全部一人以上となっていますから、それは規約で決まっていますので、委員会の話だけで済むと言うことではありません。
(記者)
変えなければいけないのは何になるのでしょうか。
(局長)
一人以上を変えられるかどうか、そこからやらないといけないということです。ですから、まさに議長のいうとおり、まっさらの状態です。
(記者)
この場での発言で、神奈川県だと二人以上の扱いになっていると思うのですけど、そのあたりの事実関係は正しいのでしょうか。
(局長)
一人以上です。
(記者)
山梨は置いといて、46都道府県が一人以上ですね。二人以上のところはないですね。
(局長)
そうです。一人以上という中で、二人以上でやってらっしゃるのではないかということは想像されますけど、規程上は一人以上です。
(記者)
こういう発言が出た背景とは何でしょうか。何か現状うまくいっていないということがあってこういう発言に至ったのでしょうか。
(議長)
複数いる会派によっては、ある程度そういうふうにすることなのですけども、一人で出しているというケースも今まではあったのですが、先ほども紹介議員が複数になるとその趣旨にある程度理解を示すということもありまして、それで今回話をさせていただきました。
(記者)
非常に数が多い、紹介議員の先生がより多用といいますか幅があったほうが請願として、審査する意味があるというような解釈をしていいでしょうか。
(局長)
会派によっては、例として、会派全体ではなくて会派の中の一人だけが紹介議員というようなケースが見られました。
さきほど議長が言ったのは、やはり会派の中である程度議論していこう、これは必要だから、そういう取り組みも必要ではないかなということで議長からお話しさせていただいたというふうにご理解いただければと思います。
(記者)
会派の中できちんと議論を深めてからですか。
(局長)
そういうことも必要じゃないかということです。
(記者)
請願が多すぎて困っているということではなくてですね。
(局長)
そういうことではないです。
(記者)一人会派が一人で出すことに関して云々というよりは、より会派内で議論を深めたものを、会派から出てくるものはそうであればと。
(局長)
議長の話はそういう話ですし、今の私どもの受けている中でも、会派は何人もいらっしゃるけども一人だけで出してくる、紹介議員として出してくるということもあるので、なるべく議論を深めて、ということです。
法律上云々じゃなく、そういう取り組みがベターではないかと。
(記者)
会派からの申し入れで済む話ではないのですかね、それは。
(局長)
その辺も含めて、まっさらのところで、ということです。
会派によって考え方も違いますので、議長さんがおっしゃったとおり、いろんな意見を聞いてまっさらな状態で検討したいということです。
(記者)
本当に、一人からの請願がダメになるかもという受け止め方はしない方が良いということですね。
(局長)
そういうことです。
(以上)