ページID:93054更新日:2020年1月23日
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令和元年12月19日(木曜日)午前11時~午前11時15分
県議会議事堂2階 議会運営委員会室
(議長)
今定例会におきましては、山梨県総合計画の策定や、総額81億円余の一般会計補正予算案、山梨県職員給与条例等の改正案に係る審議とあわせ、リニア中央新幹線の開業へ向けた取り組みや明年度当初予算の編成方針など、当面する諸課題について、活発な議論が交わされました。
また、昨日の閉会日には、県議会議員連盟より、CSFの防疫対策強化について、長崎知事に要望書を提出したところであります。
引き続き、二元代表制の一翼を担う立場として、知事及び執行機関に対し、チェック機能を十分に果たし得るよう、議会改革の歩みを着実に進めて参ります。
今後も、より良い山梨の未来が実現できるよう、長崎知事の進める重要施策に関し、自由闊達な議論を交わし、議会としての役割をしっかりと果たして参りたいと考えております。
12月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。
(議長)
続いて、発表事項についてです。
始めに、県歌「山梨県の歌」普及促進に関する決議についてであります。
県歌「山梨県の歌」は、昭和25年に制定され、以来、約70年にわたり、県民に親しまれてきました。
しかしながら、時代が進むにつれ、歌われる機会が減少し、若い世代には、その存在自体が忘れられるなど、山梨の貴重な文化が失われかねない、極めて深刻な状況であります。
豊かさを実感できるやまなしを実現するためには、さらなる郷土愛の醸成を進め、改めて県歌の重要性を再認識し、次の世代に継承していくことが必要であります。
このため、県歌の普及促進を図り、県民ひとりひとりが県歌に対する関心と理解を深め、親しむことができるよう、あらゆる機会を活用して、県歌が斉唱されるよう決議を行ったところであります。
次に、タブレット端末の試行状況についてであります。
6月定例会から、本会議での試行を開始し、議員に紙で配付する議事日程、質問通告書その他議場配付資料等全てを電子化し、タブレット端末で閲覧したところであります。
9月定例会以降は、本会議での使用に加え、常任委員会、決算特別委員会、政策案等作成委員会でも使用することといたしました。
タブレット端末検証委員会の委員は本会議での配付資料、議案をタブレット端末のみで閲覧し、ペーパーレス化を図ったところであります。
また、今定例会では、使用する会議の範囲を各会派代表者会議、議会運営委員会まで広げたところであります。
今後は、各種会議の開催通知をメールで送付する試行を予定しており、タブレット端末の機能面についても広げていく予定であります。
タブレット端末検証委員会での検証を行いながら、紙資料のペーパーレス化や各種資料の送受信、災害発生時の情報伝達等有効活用の試行を進めていきたいと考えております。
以上です。
(記者)
発表事項等にはありませんが、昨日、長崎知事からリニア駅を大津にするとの説明がありました。これについて、どのように感じていますか。
(議長)
昨日は、知事の方で、大津が最適ということで発表されたわけですが、県議会としては、今後いろいろな面で検証を行い、県民のためになるような方策を考えていくため、しっかりとした議論をしていきたいと思います。
(記者)
その時に、特に重点的に検証すべき項目、関心のある項目はあるのでしょうか。
(議長)
県議会としては、皆さんの意見をまとめ、このようにした方が県民のためになる、また多くのお客様が活用できるようになるということを、訴えていきたいと思っております。
(記者)
議長の立場を離れて、特に印象というのはありますでしょうか。
(議長)
今まで進めてきておりますので、大津でしっかり対応していくというのも、個人的な立場としては良いことではないかと思っております。ただ、地域の特性等もありますし、地域の住民の皆さん方の考え等もありますので、それはしっかり聞き入れて、対応を考えていきたいと思います。
(記者)
議会として、いろいろな面で検証していくというお話をされていましたが、どのように検証していくのでしょうか。
(議長)
いろいろな立場がありますので、しっかり意見交換をしながら検証していくことになると思います。リニア議連等において、しっかりやっていきたいと思います。
(記者)
時期についてはいかがでしょうか。
(議長)
まだはっきりしたところは申し上げられないのが現状です。
(記者)
県歌についてですが、具体的にどのようなところで歌ってほしいと考えていますか。
(議長)
授業の中や県で行うイベントなどで歌っていただきたいと思います。山梨県人は郷土愛が薄いという報告もありますので、この点も踏まえ、できるだけ多くのところで歌っていただきたい。CDの貸出も行っています。
(記者)
なぜこのタイミングなのでしょうか。
(議長)
山梨県は郷土愛が最後の方というランキングがあり、それが一つのきっかけでした。また、長野県はみんなが知っているという情報もありましたので。
(記者)
議会としては、決議として意思表示をされているわけですが、議会で呼びかけを具体的にしていくのでしょうか。
(局長)
決議を受け、事務局の方で、知事、教育長、それから県内市町村長、また市町村議会の議長、それから市町村の教育委員会あてに協力要請の文書を送付しています。それに基づいて皆さんに動いていただいております。
(記者)
タブレット端末を使い始めて3回目の議会が終わりましたが、皆さんの使用感といったものはいかがでしょうか。
(議長)
議会の中でも、私は上から見ているわけですが、皆さんよく見ておりますし、しっかり対応していると思います。また、検証委員会の皆さんについては、ほとんど紙を配らなくても、それだけで対応しておりますので、大分、熟知してきたのではないかと感じております。
(記者)
全員がペーパーレスになるのは、もう少し熟度を上げてからでしょうか。
(議長)
もう少し時間はかかりますね。
(記者)
徐々に紙を使わない範囲を広げていくというのは変わらないわけですね。
(議長)
そうです。
(記者)
開催通知のメール送付というのは。
(事務局)
議会が終わった後、タブレット端末検証委員会を開催しますが、次回の検証委員会の通知から試行を始めるということになるかと思います。
(記者)
紙ベースでの郵送は同時にやるのでしょうか。
(事務局)
検証委員会の委員へはメールで送るのですが、その時に紙も送るかは決まっていません。
(記者)
昨日、地下水に着目した法定外目的税導入に関する決議が提案され、採決されました。負担をどうするのかなど課題があり、総意を得ることは難しいかと思いますが、今後の進め方についてはどのようにお考えですか。
(議長)
県議会としては、知事に提出いたしましたので、県議会の立場の決議ですから、知事には重く受けとめていただいて、しっかり対応していただきたいと思います。
(局長)
それでは以上をもちまして、議長、副議長定例記者会見を終了させていただきます。
(以上)