ページID:112353更新日:2024年1月12日
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令和5年12月20日(水曜日)午前11時から午前11時25分
県議会議事堂2階 議会運営委員会室
一昨日、閉会となった今定例会では、総額363億円を超える一般会計補正予算や、「再生資源の保管、産業廃棄物の適正管理」に関する条例の制定などの議案を審議、議決しました。
補正予算では、物価高騰対策や人口減少危機対策に向けた施策の提案があり、議員側からも様々な質問がなされ、県政に対する諸課題と併せ、活発な議論が交わされました。
県議会としましては、引き続き、長崎知事が掲げる「県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」の実現に向け、さまざまな政策課題について自由闊達な議論を交わし、二元代表制の一翼を担う議会としての役割をしっかりと果たして参りたいと考えております。
12月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。
(記者)
政治資金パーティー問題についての受け止めと、県議会で何か動きがありましたらお願いします。
(議長)
県内出身の国会議員にはそのような問題は無いという認識でおります。
(副議長)
いわゆる政治とカネの問題は、昔から取り沙汰されてきておりますが、この際、本来のあるべき姿を明確にすべき時期と思っております。県民もそれを求めていると思います。
(記者)
富士山登山鉄道は今、3箇所目の市町村説明会が終わりましたが、今後に何か期待することがあればお願いします。
(議長)
私も、富士山登山鉄道に対しては大賛成です。それは知事が推進しているからということではなく、以前からそのように考えております。
宇都宮ライトレールが今年の8月に宇都宮市から芳賀町に開通しました。実に日本国内では75年ぶりの路面電車開通ということであります。ただ、昔の路面電車のイメージと異なり、スリムに近代的になっていると感じております。このようなLRTであれば、十分に実現可能ではないかと思っております。また富士山の保全の面では、富士山五合目には電気も通っていませんし、上下水道も通っていないので、これらを整備するのと同時にやれば一石二鳥にも三鳥にもなるのではないかと思っています。
(副議長)
富士山が世界文化遺産になるときにICOMOSから3つ宿題をもらっています。一つは、登山人口の抑制の問題、一つはゴミとか排ガスの問題、もう一つは人工物の問題です。それが10年間、具体的な対策に向かっていなかったところ、何とかしようという動きになったことは良いことだと思います。ただ、今問題になっているのは登山鉄道、電気バスなど諸々の手段がありますが、何がベストかというところがなかなか理解できないので、そのすり合わせしている現状だと思っています。知事も言っているように「LRTが全てじゃない」と知事も明言しているところであり、これからのすり合わせの問題と考えています。ただ、県の方の姿勢としては、もっといろいろ手段・方法について、マトリックスを組んで、こういう手段だとこういうメリットがある、こういうデメリットがある、ということを一覧化して県民に提示すべきと思います。
(以上)