ページID:5386更新日:2015年2月6日
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平成20年5月27日に南部町、身延町内の森林所有者及び林業関係者で組織される富士川林業振興会では、群馬県藤岡市の県産材センターにおいて先進地視察研修会を開催しました。
視察にあたり、行きのバスの中で普及指導員から『最近の森林・林業の情勢について』として説明が行われ、ロシア材の関税についてや新生産システム、ウッドマイレージについてなど、会員へ森林林業の最新情報が提供されました。
視察先のひとつ、群馬県素材生産流通協同組合(原木市場)では、ネットバンキングを利用した迅速な決算方法や24時間いつでも原木を受け入れできる体制、20種類以上に選木してきめ細かく販売する手法などを研修しました。
その後、群馬県産材加工協同組合(製材加工施設)では、本工場が、栃木県の(株)トーセンの母船式木流システムの一端の担っているため、3m材のみを乾燥・製材しているという効率の良さや、燃料の一部にバークや背板、製品ロスを使用して工場からゴミが出ないシステムになっていることを研修しました。
今回の視察で、会員の皆様が新生産システムや母船式木流システムのような大きな流れに乗るのか、地元の地産地消を進めるのかなど、富士川林の流通について考える契機になったのではないでしょうか。