ページID:7415更新日:2015年2月6日
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山村地域の基盤整備として重要な林道、山地災害を防止する治山施設。いずれも林業の発展には欠かせない大きな役割を果たしています。そこで治山林道事業に携わる県職員の設計積算技術を向上することなどを目的とした「治山林道技術研修会」が南アルプス市にある林道櫛形山支線と森林総合研究所を会場に開催されました。今回の研修テーマは「治山林道施工箇所における緑化工の発芽状況」とういう法面緑化に関するものです。当日は、林道担当職員を中心に約40人の参加がありました。現地研修では、櫛形山支線において年度別に施工された緑化工の発芽状況を実際に確認し、生育判定基準に関する意見交換を行いました。また森林総合研究所の研修室では、緑化講習会として、当所研究員が緑化植物種子配合実験の概要を説明した後、国土環境緑化協会技術委員長から「緑化工の現状」と題して、外来緑化用植物の問題点や緑化導入工の技術、さらに間伐材を材料とした「木毛」による植生マット緑化などについて講義があり、参加した職員は一様に最新の緑化技術に耳を傾けていました。