ページID:7393更新日:2015年2月6日
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平成20年8月8日に山梨県民会館において、木材の乾燥を推進するための山梨県木材乾燥普及推進協議会が開催されました。この協議会は、県内で生産される県産材等の乾燥技術の向上とその方策について検討するための協議会です。最近の木材住宅に関わる法律では、平成19年に「改正建築基準法」が施行され、平成21年10月には「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」(履行法)が施行予定で瑕疵担保責任履行のための資力確保が建設業者等に義務づけられることになっており、住宅に使用する木材の品質・性能の確かな製品がより重要視されてきています。また、国も「木材産業の体制整備及び国産材の利用拡大に向けた基本方針」の中で平成27年までの10年間に天然乾燥を含む乾燥材の生産割合を約5割まで引き上げるという目標を掲げています。一般に、木材を乾燥することにより、木材の含水率が下がり、それにより木材の狂い・割れを抑え木材の強度が高まり、耐力性能がより向上すると言われています。また、最近では、地元で生産されたものを地元で使う地産地消等需要者側からのニーズが高まってきています。身近で生産・加工された安心できる確かな製品を需要者に供給していくことは供給者側・需要者側双方にとって大切なことであります。今後、引き続き開催される協議会では、木材の乾燥の指針を策定するための目指すべき木材の乾燥のグレードや必要な施設整備等に関する内容について話し合いを重ね、品質性能の確かな住宅資材への選別化に対応した県産材の製品加工が図られるように協議を重ねます。