ページID:108511更新日:2023年3月30日
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防災新館401,402会議室 11時30分から 発表事項 発表事項以外の質問事項 |
知事
発表事項の前に、まず感染状況について若干触れたいと思います。
昨日公表の病床使用率ですが、6.4%となっております。引き続き、低い水準にとどまっております。
新規感染者数ですが、今月22日から昨日までの1週間は436人と、前週の371人に比べ微増はしておりますが、1日当たりの新規感染者数は、今月9日から20日間連続で2桁となっており、落ち着いている状況だと考えてよかろうと思っております。
インフルエンザの流行状況ですが、今月20日から26日までの1週間の定点医療機関当たりの患者数は、正式には明日公表となりますが、速報値で3.54人と、前週は4.32人でありますので、減少しており、依然として大きな流行にはなっていない状況でございます。
以上のように、感染状況は小康状態にありますが、是非とも、引き続き基本的な感染防止対策の実行をよろしくお願いしたいと思います。
知事
この4月ですが、女性の個性と能力が十分に発揮できる社会を実現するため、山梨えるみん認定制度の上位グレード区分を新設いたします。
名称は「山梨クリスタルえるみん」です。「クリスタル」は、本県の伝統工芸品である水晶細工、或いは女性らしさをイメージしたものであります。
この認定を受けるためには、認定要件5項目中5項目全てを満たしている必要があります。現行の山梨えるみんの認定要件は、5項目中3項目となっています。
認定されました場合は、県ホームページで当該企業の取り組み内容のご紹介、或いは県の広報誌などを活用いたしまして、積極的に女性の活躍推進をされている企業としてPRをして参ります。
企業サイドにとりましても、イメージアップですとか、或いは優秀な人材の確保にも繋がるというメリットを受けることができようかと思いますので、是非、女性の働きやすさも前進するという好循環を期待しています。
記者
クリスタルえるみんの関係で、クリスタルえるみんを取るには、元々のえるみんの認証を受けている必要性があるのかどうか、いきなりクリスタルを取れるのかどうかお伺いできますか。
推進監
クリスタルえるみんについては、今までのえるみんは5項目中3項目でしたが、今回は5項目中5項目になり、急に取れるということも可能性としてはあるかと考えております。
知事
県の公式アカウントを新たに開設いたしました。
私どもは常々、県の施策あるいは事業を効果的に進めていくためには、県民や事業者などの関係者との丁寧なコミュニケーションを通じまして、県の取り組みをよく知ってもらうことが重要だと考えて参りました。
このため、2期目の公約にもパブリック・コミュニケーションの高度化を掲げ、その一環としてソーシャルメディアを活用した情報発信に力を入れていくこととしております。
そこでまず今回は、LINEを活用いたしまして情報発信を行うことといたしました。
開設いたしました県の公式LINEアカウントにおきましては、登録者の属性や関心に合わせて、パーソナライズされた情報発信を行ったり、県ホームページなどの利用頻度が高い情報へ簡単にアクセスできるようなメニューを設けております。
また、LINEを使ったアンケートなど双方向でのやり取りを通じまして、県と県民の皆さんとの新たなコミュニケーションのプラットフォームとしていきたいと考えております。
今後、日頃使い慣れた御自身のスマートフォンに、県のさまざまな情報をしっかりお届けできるよう、LINE公式アカウントを運営して参りたいと思いますので、是非、県民の皆様におかれましては、友だち登録をお願いします。
記者
LINEの公式アカウントの関係で2点細かいところで恐縮ですがお伺いできればと思います。1点は、関心のある分野を登録することで、個人向けに情報を受け取ることができるということですが、その関心のある分野というのはこちらの画像にある8つの分野という認識でよろしいのでしょうか。
広報監
現在、その設定でやっております。今後、状況を見ながら、見直しは常に検討していきたいと思いますけれど、まずスタートにあたっては、この項目で分野は設定していきたいと考えています。
記者
プッシュ型の情報は、災害の時等に、より重要になってくると思うのですけれども、今、県の防災ポータルもあると思うのですが、防災ポータルで出ているような情報もLINEで取得することは可能なのでしょうか。いわゆる避難情報も可能なのでしょうか。
広報監
はい。リンクから飛ぶような形にはなりますけれども、情報発信は防災情報も重要なことになりますので、やっていきたいと考えております。
知事
まず始めに、今回の地震災害でお亡くなりになられました方々に対し、心からお悔やみを申し上げます。
トルコ・シリアを合わせまして5万人を超える死者数ということで、極めて大きな被害であろうかと思います。
本県といたしましても、大きな被害を受けたトルコ共和国の早期の復旧復興の一助といたしまして、また、被災者の皆様の救援物資購入などに役立てていただくため、本年2月15日から3月24日の間、県民の皆様から義援金を募って参りました。
短期間にもかかわらず、2539万709円という多額の浄財を御寄附いただきました。これを昨日、駐日トルコ共和国大使館を訪問し、コルクット・ギュンゲン特命全権大使に直接お渡しして参りました。
大使からは、地震発生直後から、被災者に寄り添い、支援をいただいていることへの謝意とともに、義援金は確実に被災者の皆様にお届けし、復旧復興に結びつけて参るとの大変力強い言葉をいただいたところです。
今般の義援金の趣旨に御賛同いただき、多くの皆様から参画をいただきましたことに対しまして、この場をお借りして改めて感謝を申し上げる次第でございます。
誠にありがとうございました。
記者
(今週)金曜日、31日に、県議会議員選挙の告示を迎えます。統一地方選の前半戦が県内でも始まりますが、今回、知事がこの選挙を迎えるにあたりまして、県政運営にも大きな影響を及ぼす選挙になると思います。
改めて、知事が今回の県議選をどのように位置付けてお迎えになられるのか、また選挙期間中、様々、応援の要請、支援の要請等々入っていると思いますが、どのように行動をされて、知事自身も何を有権者に訴えられるのかというところを教えていただければと思います。
知事
今回の県議選は知事選挙の一連のシリーズだと思っております。この県議選を経て、来るべき4年間に向けた体制というものが整うのだろうと考えている次第です。
従いまして、当然、積極的に関わっていきたいと思いますし、関わり方としては、これまで申し上げました、山梨県をさらに前進させましょう、ふるさとの強靱化をしっかりと図り、それを土台として、開くという字を書いた「開の国」、この路線に向かっていきましょうと。もはや県を閉じて内向きになっていては山梨県の将来はないと、そういう思いで。
それは私は明らかだと思いますが、そうではないという方もいらっしゃるようですので、しっかり山梨県を前に進めて、それを通じて県民の豊かさを実現しようという志をともにした議員の皆さんが増えるように、しっかりと応援をして参りたいと思っております。
選挙中は当然、各地で、我々の共通する志を有権者の皆様にお伝えをして、御理解をいただく、そのための活動に注力して参りたいと考えています。
記者
県議選の関連で、まだわからないですが、無投票が多くなりそうな状況になっています。
それ自体を知事自身どう受けとめているのか、状況分析というか、考えているところがあればお願いします。
知事
各地それぞれの事情があろうかとは思いますけれども、一つは無投票になるのは色々な背景があって、中にはそれまでの現職の県議の皆さんの活動が多く理解されて、まさに戦わずして勝つような状況もあるでしょうし、或いは候補者が、たまたま出なかったというようなところもあろうかと思います。
ただ、一般論として申し上げれば、我々の親しい方々にもお伝えしたのですが、選挙があった方がいいですよと。そこでしっかり一定の時間を取って、選挙区内各地で有権者の皆様に、さっき申し上げたように色々なお考えを伝える大変重要な機会だと思いますので、それが1日で終わってしまうと、それは必ずしも理想的な形だとは思いません。
なので、そういう意味ではしっかりとした議論がなされるように、無投票というものは本当はあまりない方がいいのではないかと私は思っています。
記者
無投票とともに投票率の低下というのも懸念されています。
先ほど開の国の話も出ましたが、争点が見えないことも多分投票率の低下の一因にはなっていると思うのですけれども、具体的にどのような議論を県議選に求めていきたいかお考えがあれば教えてください。
知事
先ほど冒頭申し上げましたように、県知事選挙と一連のシリーズだと私は思っています。
それぞれ候補者の皆さんは、当然、それぞれのお考えがあって、それぞれ各地域で問題設定というのはされていると思うのですけども、全体的に見れば、私どもが、この県知事選挙において示した方針をさらに地域において強く訴えていただき、有権者の皆さんの信任というものを確認をしていただきたいと思っています。
記者
今回、本年度最後の会見になるかと思うのですが、本年度、知事選もありましたけれども、どのように振り返って、また来週以降、新年度が始まりますけれども、どのように取り組まれていくかお伺いできますでしょうか。
知事
今年度は、結局、コロナの第6波の最終段階から、第7波、第8波がありまして、この段階で様々な対応に追われたと。ただ、おかげさまを持ちまして、多くの皆さん、医療従事者の方々、或いは県、市町村の行政機関の皆さん、或いは事業者を含めた全ての関係者の皆さんの多大なる御理解と御尽力によりまして、先ほど冒頭申し上げましたように、今、感染状況は落ち着いていて、マスクも取れて、いよいよこれから我が県においても、第5類の元に、ある意味、コロナの長い長いトンネルを抜けることができるようになったわけでありまして、今年度1年間というのは、まさにそれに向けて苦しみもがきながら、皆さんと力を合わせてくぐり抜けた1年だったというのが、まず一番大きなところです。
ただ、その中におきましても、やるべきことというのは順調に進んでいるところも多くありまして、まず、教育面では25人学級は3年生、4年生まで目処がつけられたというところは大きな成果だったろうと思いますし、産業面においても、県産果実の輸出の増加は、引き続き好調のうちに推移をしていると思いますし、医療機器に関しては、大型工場がオープンをしたり、かなり画期的なこともありましたし、それから水素燃料電池は中央から幾人もの皆さんにご視察をいただいて、もはや水素と言えば「山梨」という状況にもなりつつあるということで、次に向けての土台というものは整いつつあるのかなと思っています。
先ほどお話がありましたように、これらの前進感と言いますか、山梨県が前進しうるという感覚というか確信、これは県知事選挙を通じまして、県民の皆さんと確認しあえたというのも大きな出来事だったのではないかと思っています。
この1年間が土台となりまして、次の1年間に向けてしっかり様々な仕事を積み重ねていきたいと考えています。
記者
先ほど終わったばかりですけれども、選抜甲子園で山梨学院高校が、県勢では32年ぶりに4強に行って、次の試合で県勢初の決勝をかけて戦うわけですけれども、これまでの戦いぶりどのように見ていらっしゃるかと、これからの戦いにどう期待したいか、お伺いできますか。
知事
まずベスト4進出の快挙を皆様とともに喜びたいと思います。
ここまでくるとだんだん欲も出てくるわけで、一戦一戦、全力を尽くしていただきたいわけですけども、その結果、優勝旗を本県で見れることになったらいいなと思いますし、それが全てではないと思いますが、是非、そこに向けて選手の皆さんには最大限のチャレンジをしていただきたいと思います。
こういう若い高校生の皆さんのチャレンジといいますか、チャレンジをし、それがまた全国レベルで成果を上げるというのは、県全体にとっても大変大きな弾みとなるものですし、こういう事例がどんどん色々な各分野で出てくるようになったらいいなと。
そういう意味で、山梨学院チームの皆さんを私たちも見習って、全国レベルの仕事をしていきたいなと私は個人的に思っています。