ページID:110313更新日:2023年8月15日

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知事臨時記者会見(令和5年8月14日月曜日)

防災新館401,402会議室

16時25分から

発表事項

参考資料(PDF:20KB)

発表事項以外の質問事項

230814知事記者会見

台風7号の接近に伴う県民への注意喚起について

知事

本県におきましては、台風7号の影響によりまして、雷を伴った激しい雨が降り、本日夜から16日昼頃にかけて大雨となる恐れがございます。

また、本日夜から明日午前中にかけまして、線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もございます。

このため、県におきましては、気象台や市町村など関係機関と連携を密にし、情報収集及び共有に努めているところであります。

今後、状況に応じまして、随時、情報提供を行って参りますので、県のホームページ、或いは市町村の防災行政無線、更には、テレビ、ラジオ等を通じまして提供される最新の情報に十分注意していただきたいと思います。

また、市町村から避難情報が発令された場合には、速やかに避難を始めていただきますようお願い申し上げます。

現時点で、すでに身延線の特急や大阪、名古屋方面の高速バスにおきましては、計画運休が行われる予定となっております。

特に人の移動が多いお盆の時期でもありますので、県民の皆様や観光客の皆様におかれましては、気象情報、或いは鉄道・バス、道路など、最新の情報に十分ご留意いただくとともに、安全を最優先した最善の行動をお願いしたいと思います。

記者

今、知事から注意喚起していただき、先ほども「関係機関と密接に連携」とおっしゃっていましたが、県の防災対策本部が、すでに立ち上がっているのであれば、いつ設置されたか、もしくは、立ち上げる予定の時期等ございましたら、ご紹介いただけませんでしょうか。

知事

災害警戒本部の立ち上げを、これから行って参りたいと思います。

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富士山登山道規制について

知事

富士山登山規制ですが、8月11日から運用を開始したところであります。

同日から13日までは、お盆期間中の3連休ということもありまして、例年、多くの登山者が富士山を訪れ、また今年、特に過度な混雑が生じることが懸念されることから、県におきましては、五合目の総合管理センターに配置する職員を増員するとともに、県警と密接に連絡を取り合って参りました。

11日から13日までの登山者の状況についてですが、六合目通過者数の速報値におきましては、11日は3726人、12日は4740人、13日は2040人となっております。

3日間を通じまして、登山道におきましては、登山者どおしが接触するまでには至らない状況であったと判断したことから、県警への規制の要請は行わなかったところであります。

しかしながら、報道等によりますと、多くの弾丸登山者が、登山道や山小屋付近で寝袋などを使い、野宿する事態が発生しており、中には一部登山道を占有するような事例もあったということが報道されているところでございます。

このようなことは、重大な事故発生に繋がりかねない大変危険な状況であると考えるべきであり、県としても大変重く状況を受け止めているところであります。

こうした状況を踏まえまして、本日、巡回指導員に対しましては、まず、県への状況報告などについて、より適切な対応を求めていくとともに、県警に対しましては、お盆期間中の登山規制について、前広に発動していただくよう、改めて要請したところであります。

加えて、弾丸登山の一層の抑制を図るため、9月10日までのスバルライン営業の終了時刻を、現行の18時から更に短縮することができないか、現在関係者と調整を行っているところであります。今後も閉山まで県警と連携しながら、登山者の安全確保に努めて参りたいと思います。

なお、中国からの団体旅行が解禁されたことを受けまして、来年の登山シーズンは、より一層の混雑が予想されることから、今後、地元市町村や山小屋関係者などと検討する場を設けて、5合目・6合目などでの規制を見据えた対策につきまして、或いは弾丸登山抑制に関しまして、条例化の検討を行っていくこととしたいと思います。

記者

富士山登山道の規制について、地元から「規制は五合目で」という声も上がってますが、その点について知事の受け止めを教えてください。

知事

それも含めて検討するように指示をしております。というか、それは前から指示をしていて、状況に応じて適切に対応するということで県警にはリクエストをしているところです。

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発表事項以外の質問事項

ブラジル渡航の成果について

記者

ブラジルに行かれて、今日臨時会見ですけども、何か成果があった点があればお願いします。

知事

今般、8月6日から日本を飛び立ちまして、昨日ブラジルから帰国をしたところであります。

今回渡航の目的は姉妹都市50周年記念を祝う式典への参加と合わせまして、ミナスジェライス州と各般の分野における協力に関する覚書の締結、これを目的に行って参りました。

まず、ミナスジェライス州ですが、ブラジルの中では極めて大きな存在感を持っている州でありまして、また、そこの現在の知事はこのミナスジェライス州を大変経営的にも成功させ、ブラジルの国政においても大変大きな存在感を放っており、右派の知事としていくつかの州の知事と連合を組む盟主になっている、こういう大変いろんな意味で大きな存在感を持っている州でありまして、そこと山梨県が日本では唯一の姉妹都市ですが、姉妹都市であるということは大変私どもにとりましてはありがたい状況だと認識をしております。

そうした中で、この覚書も含めまして、これに加えて同州は大変再生可能エネルギーに力を入れているところであります。

その話のやりとりの中で、山梨県が水素に関して、国内外でもかなり先進的な取り組みをしている事例をご紹介をしたところ、大変大きな関心を示されて、彼らにとって再生可能エネルギー、さらにはグリーン水素については大変大きな関心を持っていますと知事がお話をされました。

そこでぜひ見に来てくださいと、見に来ていただいた上でできれば連携をしていけたらいいですねという話を差し上げたところ、これに大変強い関心を示されて、11月に中国を訪問するご予定があるそうなのですが、私の方から、その前後にできれば山梨県に立ち寄っていただいて、米倉山を実際ご覧になっていただいて、ブラジルのミナスジェライス州と山梨県との間で水素に関連する共同事業の可能性を議論しませんかと、こういうお話を差し上げて、向こうも積極的に検討すると、こういうお答えをいただいたところです。

また、2点目としまして、このミナスジェライス州ですが、大変文化振興、或いは世界文化遺産も擁している地域であって、文化振興に対しても大変強い力を入れているところであります。

ここでぜひ、何か両県州で新たな価値を生み出すような取り組み、文化交流を行いませんかと持ちかけたところ、先方から例えば山梨県のアーティストと先方のアーティストで芸術品或いは映画なんていうアイデアも出ましたが、そういうものを共同制作するようなそういう取り組みをしてみたらどうだろうと、こういうお話をいただきまして、これもしっかり前広に、積極的に検討していきたいと思います。

さらには、南米最大の都市でありますサンパウロに拠点を置きますブラジル山梨県人会の皆さんと、この会創立70周年を記念した交流会を実施して懇親を深めて参りました。

これまで山梨県から現地に移民をされた方、また、その二世、或いは三世の方で山梨県に実際研修生として来られて様々な技術技能を学んで、またご地元に戻られて、そのご地元の中で大変指導的な役割を果たしている、こういう状況をつぶさに、かつ、具体的なストーリーとともに教えていただきました。

この皆さんも本県にとりましては大変学ぶべきところが多い方々かなと今私は個人的に思っております。

一つはこういうブラジルという極めて大きな今後発展すべき地域の中で、地域社会の尊敬を受けて、ある意味エスタブリッシュされている方々ですけども、そういう方々をかけ橋にして、山梨県とブラジルの更なる交流が開け、そこからなにがしかウィンウィンの関係を構築することができるのではないか、こう考える次第ですし、また若干観点は異なりますが、今山梨県では外国人の皆さんも含めた共生社会化を旗振って推進をしているわけですが、そういう意味ではある意味、このブラジルにいらっしゃる日系人の皆さんというのは受入れる側からすれば理想的なある意味、共生社会のあり方かなと思いました。

すなわち、まず異国から、彼らにとっては外国である日本から自分たちの国へやってきて、まずそのプロセスは大変なご苦労があったわけですが、ただその地域社会に極めて大きな貢献をして、地域社会の住民の皆さんからは今度は逆に尊敬を受け、そうした中で一つ立場を確立した、そして現時点においては、私どもにとりましては痛し痒しのところでもあるのですけども、ただ向こうの地域から見れば、ある意味ブラジルの日系人社会は一つの団体として強固に独立して存在しているというよりは、むしろだんだん地域社会に溶け込んで拡散しているような状況なんですけれども、こういう同化といいますか、違うのだけれども同化している、特色があって強みを発揮しているのだけれども、ブラジルのコミュニティの一員として溶け込んでいる、こういう状況というのはある意味、我々が目指す共生社会化の一つのお手本にもなり得るのかなと、こんなような感想を抱きました。

今後、これをどういう形で本県の具体的な施策に反映させていくかはこれからいろいろ考えないといけないのですが、そういう意味でまとめますと、水素の交流、それから文化の交流、こういう意味では具体的な動きに繋がる大きなきっかけを得られましたし、また今申し上げたように、これまでの関係の重要性を再認識し、また今我々が直面している外国人、或いは外国からの人との共生、こういうあり方についても大いなるヒントをいただいたということで、そういう意味で大きな成果があった訪問だったかなと、こう考えております。

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富士山登山鉄道を県民が利用する場合の運賃について

記者

今月上旬の自民党県連の会合で、富士山登山鉄道については県民から運賃をいただかないという話があったと思いますが、その理由や背景を改めてお尋ねしたいと思います。

知事

登山鉄道についてはいろいろ議論がありますけれども、本質は信仰の対象であり芸術の源泉である富士山の普遍的な価値をいかに後世にしっかりと継承していくかということにある訳ですが、私は、そこに至る極めて有効な一つの解決策として登山鉄道というものを提言しています。

しかしながら、私どものプレゼンテーションについてもう少し勉強するところだったのかなと思っているところは、試算で出した、運賃が仮に1万円だと何人上るとかという試算過程の1万円という部分が独り歩きしたというか、大変大きな関心を持って多くの皆さんに受け止められ、若干議論、本質がずれてしまったのかなと思っておりますので、これをまず正して、本質の議論を先にして次に運賃などを議論すべき順序だろうと思っていますので、まず本質のところに議論を戻すことに焦点を当てたかったというのが1点。

そういう中で、私は山梨県民の皆さんには、特段運賃をいただかなくてもよかろうと思っています。具体的な形態などは決まっている訳ではありませんが、そうは言っても県有地であるスバルラインを使いますので、これはある意味県民がオーナーな訳であります。

例えば、日本の航空会社とか交通機関においても株主には無料券や優待券が出るのと同じように、オーナーは配当としてメリットを受け取る立場であるため、お金は必ずしも払う必要はないと思います。それは、他の航空交通関係の株主割引とか、株主優待のアナロジーとして、仮にやるとしても県民の皆様からお金を受け取らなくても全然問題ないのではないかと考えまして、その旨の意見をあの場でお伝えした次第です。

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全国知事会の次期会長について

記者

全国知事会の会長が宮城県の村井知事に決まったようですが、これについての所感はいかがしょうか。

知事

もう今日決まったのですか。

記者

他の候補がいなかったということだったので。長崎知事は出るつもりはなかったのでしょうか。

知事

まずは、現会長であります鳥取県の平井知事さんの大変なリーダーシップに対しまして、改めて感謝と敬意を表したいと思います。

平井知事が会長になられてから、全国知事会はそれぞれ個性的な人達の集まりのような側面もあって、それは各県それぞれ違う状況を背負っている訳だから当然なのですけれども、そうした中で、知事会が建設的な議論を積み重ねる場になったかなと思います。

特にコロナの時は、鳥取県の行政は大丈夫ですかとこちらが心配してしまうくらい、全国知事会長としてコロナ対策に奔走され、また我々本当に細かな意見ですとか、ある意味特殊な意見についても、しっかりと目配りをしていただいて、うまい形で全国の地方の声に昇華させていただいた、こういう知事会長としてのすばらしいリーダーシップを発揮していただいたがゆえに、コロナもある程度乗り越えつつありますし、今全国知事会は大変まとまりのある集まりになっているんじゃないかなと思っています。

そうした中でお辞めになると聞きまして、まずは大変驚愕をいたしましたし、また私からは「ぜひお辞めになる意思を撤回されたらどうでしょうか、まだもうしばらくなさったらどうですか」というお話をしたわけですが、そこは平井会長の大変強い意思があって、こういうものは長い時間やっていればいいというものではなく、しっかり次に引き継ぐべきだし、その引き継いだところでしっかり支えていきますというご判断を示されたので、それならそれでわかりましたというお話をいたしました。

その上で、宮城県の村井知事が全国会長になられるんだろうということであると、仮にまだ決まっていなかったとしても、私としては村井知事が全国知事会長になることは熱烈に支持をしていきたいと思いますし、仮に既になることが内定したのであれば、会長になられた時はしっかりと連携を取ってお支えしたいと思います。

村井知事は山梨県に対しまして大変温かい目をかけて、お気持ちを注いでくださっておられます。私どもがこれまで大変重視をしておりました火山の防災対策、これは火山防災強化推進都道県連盟を山梨県の呼びかけで23の都道県が集まって設立し、活火山法の改正も含めて国と連携しながらしっかりと成果を上げる団体ですけれども、この呼びかけでご相談したところ、真っ先に村井知事から賛意を示していただいて、しっかり協力するからやってくれというお話で、その後も陰になり日向になり、私どもの取り組みも支えてくださった、そういう意味でも私どもにとりましては、お兄さんみたいな存在ですので、平井会長がお辞めになった場合には、私は村井知事しかその後を継げる方はいらっしゃらないかなと思っておりますので、村井次期会長が仮に内定したのであれば心から歓迎をしたいと思います。

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