ページID:109946更新日:2023年7月20日
ここから本文です。
本館特別会議室 17時00分から 発表事項
|
知事
本日、国土交通省から中部横断自動車道長坂・八千穂間の具体的なルートが示されたルート事業予定者案、すなわち具体的なルート案が示されましたので、これを受けまして、都市計画決定の手続きに踏み出すことを県民の皆様にご報告申し上げます。
県といたしましては速やかに都市計画の手続きを進めることとし、まずは地元の北杜市をはじめ、韮崎市、甲斐市において、住民説明会を行い、地元の皆さまのご意見をしっかりと承って参ります。
この手続きが終了いたしますと、いよいよ事業着手という段階になって参ります。
中部横断自動車道は、令和3年8月に山梨・静岡間が全線開通をいたしまして、本県に大きな経済効果をもたらしたのは、ご承知のとおりです。内外に開かれました「開の国」を目指す、本県のさらなる発展には、この北の玄関口となります長坂・八千穂間のミッシングリンクの解消が不可欠であります。
このため、これまであらゆる機会を捉えまして、国に対して早期事業化を働きかけてきたところでありまして、先月も斉藤国土交通大臣をお訪ねし、直接、要望してきたところでございます。
こうした、県はもちろんですけども、関係の皆様の様々な努力が実り、本日、ルート事業予定者案の送付があったことは、事業化に向けて、大きな一歩を踏み出したといえるわけでありまして、大変喜ばしいことであろうと思います。
国土交通省はじめ、関係の国会議員の先生方、或いは県議会議員の皆様、関係市町村、或いは各種団体の皆さんの全ての関係者の皆様のご尽力に感謝を申し上げる次第でございます。
今後も地元への丁寧な説明や対応に努めつつ、長野県或いは沿線自治体などと連携をいたしまして、中部横断自動車道の全線開通の早期実現を目指して参りたいと思います。
改めまして、この中部横断自動車道北部区間、大きな前進の一歩を踏み出すことができたことを皆様とともに喜びたいと思います。
記者
実際に事業化して開通する時期はいつ頃になるとお考えですか。
知事
それはこれから県内においては都市計画手続きにどれだけ時間がかかるかという問題もあると思っています。ある意味、地域生活に大変大きな影響を及ぼしうる話ですので、できる限り丁寧な説明と、様々なご意見をしっかり承って、多くの人に祝福されるような配慮を重視していきたいと思います。
そうした手続きを経て行われますので、我々としてはできるだけ早くというのはもちろんいいのですけれども、丁寧さというのも大切だと思いますので、そこは今の段階で、いつまでとはなかなかまだ見通せない段階だと思います。