知事臨時記者会見（令和5年6月2日金曜日）

本館特別会議室

19時00分から

発表事項

大雨に関する県民への呼びかけについて

知事

山梨県では前線の影響によりまして、これから明日未明にかけて、激しい雨が降るところがあります。

また、線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。

このため県におきましては、災害警戒本部を立ち上げ、市町村など関係機関と連携を密にし、情報収集及び共有に努めているところであります。

また、医療機関に対しましては、非常用電源の動作確認、必要物資や燃料の確保に万全を期するようお願いをしたところであります。

今後、状況に応じて、随時最新の情報の提供を行って参りますので、市町村の防災行政無線やテレビ、ラジオなどを通じまして提供される情報に十分注意をしていただきたいと思います。市町村から避難情報が発令された場合は、速やかに避難を始めていただきたいと思います。

また、市町村から避難情報が発令されていなくても、身の危険を感じたときには、躊躇せず、早め早めに自主的な避難をしていただきたいと思います。雨や風が強くて移動できないときは、家の中で身を守るための最善の行動をお願いいたします。

是非とも御自身の命、そして大切な人の命を守るため、早めに適切な避難をお願いしたいと思います。

記者

今のところ具体的な被災状況とか、そういう情報は入ってるんでしょうか。

局長

現時点で把握している被害状況ですが、人的被害が1件入っております。

忍野村の地内で高齢の女性が転倒して骨折をしたという情報がありまして、現在病院に搬送されてるということであります。以上です。

記者

先ほど、早めの適切な避難ということを呼びかけていただきました。

今の時間帯はちょうど暗くなる時期で、未明にかけて雨も激しくなってくる可能性があるということに言及されておられましたが、夜の避難というのは大分危険を伴うと思います。

改めて県民の方に、そうした夜の避難の注意点だったり、早めの避難を改めて呼びかけていただければと思います、いかがでしょう。

知事

まさに今、現時点7時ですけれども、これから大変雨足が強くなってくる可能性もあるということが伝えられております。

従いましてこの時間、外は暗くなっておりますが、雨がさらに激しくならないうちに、避難にご近所の方、もしくはご家族のサポートが必要な方については、是非、避難を早めにしていただければ安心かと思いますので、ご検討願います。

局長

今知事が申したとおりなのですが、気象台の予報でも21時頃からが雨が強くなるということですので、できればその前に早めの行動をとっていただきたいというふうに考えております。

記者

思いつきみたいな質問で恐縮なのですが、先ほど防災無線というふうな話がありましたけど、これから雨が激しくなると雨音で聞こえないのではないかということも多いのですが、逆に県の方から防災無線以外に情報の発信、例えばSNSやLINEなど、そういうものはどういったものがあるのかという確認がしたいです。

局長

今おっしゃるとおり、防災行政無線の外でのスピーカーだと音が室内になると聞こえないということもありまして、各市町村ではそれぞれ個別の受信機を備えているところもあります。

ですので、防災行政無線は広く言えばそういったものを活用するほか、県からは防災ポータルの方から発信をしていますので、様々な手段で情報を取っていただきたいと思います。

記者

今回みたいな雨が長引く場合のその具体的な被害の可能性とそれに対する対応の具体例を一つ挙げていただきたいです。

局長

長い時間雨が降った場合にはやはり土砂災害というのは非常に危険だと思います。

急激な雨の場合は河川の氾濫というのもあるのですが、雨が浸透してきて土砂の方に影響してくるということになりますので、そこの早めの気づきといいますか、普段ないような水の音、土の音、そういったものがあれば早めに避難行動をとっていただくと。

ただし、先ほど言ったように夜間になりますので、外出することが困難な場合は、家の中でなるべくその土砂側から離れることや、そういった行動をとっていただきたいと思います。

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