知事定例記者会見(令和5年8月21日月曜日)

ページID:110459更新日:2023年8月22日

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知事臨時記者会見(令和5年8月21日月曜日)

防災新館401,402会議室

13時15分から

発表事項

参考資料(PDF:276KB)

発表事項以外の質問事項

230821知事記者会見

新型コロナウイルス感染症について

知事

まず、新型コロナに関してですが、感染状況が、ちょっと心配になりますのでご説明を申し上げたいと思います。

先週17日、木曜日公表の定点1医療機関あたりの新規患者数ですが、これ自体は「12.15」と前の週よりも低くなっておりますが、入院者数は、前の週の70人に比べまして、101人と増加している状況となっております。

併せまして、医療機関や高齢者施設などでクラスターが複数確認されておりますことから、専門家の意見を踏まえて、病床確保フェーズを1から2に引き上げることといたします。24日を目途に、現在、調整を行っているところです。

県民の皆様におかれましては、ぜひとも、手洗いなどの手指衛生、或いは換気などの、これまで行っていただいておりました基本的な感染対策を今一度、このコロナが、流行し出しているというか、心配な状況になりつつありますので、これ以上、拡大させないためにも、ぜひ、基本的な感染防止対策を再度、気を引き締めて講じていただきますようお願いいたします。

また、医療機関や高齢者施設などのハイリスク施設、すなわち、そこに関わる方々が重症化しやすい方々が多くいらっしゃる施設に訪問される際には、ぜひともマスク着用など、ご配慮をいただきますようお願いいたします。

記者

入院者数の増加やクラスターの複数確認ということですけれども、今考えられる要因は、どんなことが考えられるのでしょうか。

対策監

やはり、お盆の人流も一番に大きく挙げられるかと思いますが、そういうところから、家庭内への感染、それがひいては様々なところへ伝わるということでクラスターが幾つか起こっているという状況だと考えています。

知事

あとは、「ちょっと体調が悪い」、かつてだったらちょっと体調が悪いとすぐ、コロナの検査を受けていただきましたが、ここのところ、ひょっとしたら、少し様子を見ようかと思ってらっしゃる方も多くいらっしゃるのかなと思います。

やっぱり、ちょっとコロナの症状の咳ですとか、熱があった場合は、すぐさま診療機関で受診して検査をしていただく、これが一番感染の拡大のスピードを抑える意味でも有効になるのではないかと思いますので、ぜひ、ちょっとでも体調が悪い、要は発熱・熱っぽい、或いは咳・喉の痛み、こういうコロナの症状かもしれない症状があると思ったら、ぜひ医療機関を受診していただきたいと思います。

記者

コロナの関係なんですけれども、県としては、今後の感染の予想について、感染者数が減ったのはあくまでお盆期間だったからで、今週末から学校とかもボチボチ始まってくると思うのですが、今後さらに感染が拡大すると予想しているのでしょうか。それともある程度、もうここから下がっていくというような予想なのでしょうか。

戦略監

感染者数につきましては、まだ予測がつかないということで、いずれにしましても、感染者が増えたら増えたなりに医療機関の方とも協力しながら、対策をとって参りたいと考えております。

知事

今回、感染者数は頭打ち状態ではあるのですが、入院者数が増えているというところは心配であります。

重症患者はいらっしゃらないわけですが、高齢者施設などからクラスターが出ているということも踏まえますと、特にお年寄りとか、そういう方々の入院や、ある意味、重い症状を気にしないといけないのかなと思っています。

そういう意味では、これから高齢者施設の関係者の皆さん、CDCを中心に高齢者施設での入居者、或いはご高齢の方々の特に訪問介護ですとか、デイサービスとか、そういうところに関わっているお年寄を守る観点から、何かしら打つべき手はないのか、これをしっかり議論をして、実行に移していきたいと考えています。

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山梨県庁ホームページのリニューアルについて

知事

県庁のホームページをリニューアルすることといたしまして、29日に公開をいたします。

前回は、平成29年2月にリニューアルを行い6年が経過いたしました。さすがに6年経ちますと、デザイン面、或いは技術面で古さが目立つようになってきたため、最新のユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンスにキャッチアップするべく、今般リニューアルを行います。

新しいホームページの画面イメージはモニターにあるとおりです。

今回、このリニューアルにおきまして重視したことは、閲覧される方が知りたい情報にすぐたどり着けること、そして、県が知っていただきたい情報、例えば、今のコロナの感染状況などですが、このような県が知っていただきたい情報を積極的に表示させること、この2点であります。

まず、前者の「知りたい情報にすぐたどり着ける」という点といたしましては、ページの左側に新着情報、或いは検索機能などを、ページ上部の目立つ位置に配置することとしております。これによりまして、必要とする情報を素早く見つけることができるよう心を配っております。

次に、「知っていただきたい情報を積極的に表示させる」ことに関しましては、ページの右側に「やまなしindepth」や「ハイクオリティやまなし」の記事などの県の一押し情報へ誘導する導線を設けております。

また、これまで手動で行って参りました防災ポータルとの連携も自動化をすることで、災害情報などを一元的かつ迅速に提供することができるようになります。

県のホームページは、県が発信しますあらゆる情報が蓄積されているデータベースというべきものですので、情報の閲覧性を高める努力は引き続き重ねて参りたいと思います。

リニューアルしたホームページですが、これまで以上に多くの皆さんにご覧をいただき、県の発信する情報に関心を持っていただき、またご意見も大歓迎をいたしますので、ご活用いただきたいと思います。

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発表事項以外の質問事項

県有地控訴審判決について

記者

先日、19日で県有地の控訴審判決が確定になりましたけども、改めてこの判決が確定したことへの受け止めと、あと富士急行さんの方は現行の賃料算定方式のままでということをおっしゃってますが、それを踏まえての受け止めをお願いします。

知事

まず今般、東京高裁で示された判決ですが、1審判決と異なりまして、土地の造成による本件各不動産自体の価値の増加については、最終的には本件各不動産の所有者である控訴人に帰属すべきものであると、こういうことを判示していただいたことが大変重要なポイントだと思っています。

今後の適正な賃料改定の基盤を形成するものであって、大変大きな意義があったと受け止めています。

その上で、今現在、富士急行さんとは未来志向で話をしていこうということで一致をしまして、すでに県有地問題だけにとどまらず、様々な地域開発の点で、大局的視野に立った話し合いというものを重ねているところです。

賃料に関しましては、今お話にありましたように、当然、富士急行さんと我々山梨県で考えの開きがあるのは、現時点では当然のことでありまして、私たちとしては、今般の高裁で示された考え方に基づいて、すなわち、その土地の造成による価値の上昇は地主に、そして別荘地としてのその造成による価値の上昇は別荘地の開発者に、この二つが整理された形で考え方が示されておりますので、これからは専門的な議論になってくると思うんですけれども、専門的にしっかりと賃料の改定に向けた交渉というものを進めていきたいと思っています。

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富士山の登山規制について

記者

富士山の登山規制についてなのですが、先日の臨時の記者会見で条例化を検討するというお話が知事からあったんですけれども、まだ1週間ほどしか経ってはいない状況ですが、条例化に向けての知事のお考えを改めてお伺いしたいのと、それにつきまして地元からの何か反応など知事のもとに寄せられていれば、併せて教えていただきたいと思います。

知事

まず、今般の富士山の特に弾丸登山に関してですけども、状況的に19日は2,749人、20日が1,970人と、心配していた登山者の爆発的な増加というのはなかったようでして、これはメディアの皆さんはじめ、大勢の心配されてる方々が状況をお伝えいただき、また、働きかけをしていただいた結果かなと思って、感謝をしている次第であります。

その上で、今般、いろんな思考実験をいたしました。あらゆる手段を考えていこう、できる限りの最大限をやろうということで、いろんな手段、考えられる方策を、もちろんそれは現行法令下の枠内ですけども、現行法令の体系下で、できる限りのことをやろうということで、いろいろ案を出して、実際、ものによっては、現場にも問いかけをしながらやっていこうということでやってまいりました。

例えば、ちょっとお話を先般いたしましたが、スバルラインのクローズの時間の前倒しに関しましても、これは実際どうだということで、交通事業者さん、或いは五合目の山小屋、或いは売店の関係者の皆さん、こういう皆さんに問いかけをしたところ、ちょっとそれは無理だという、かなり強いご意見をいただきましたので、それは無理はできないので、やるべからずということでやりませんでしたし、やることができなかった、やれないという判断をいたしました。

また、巡回指導員の増強とか、そういうことも含めて、いろいろ問いかけ働きかけをしてみましたが、いくつかできないことも多くありました。

そんな中で、私どもとしては、特に弾丸登山の危険性に対して、外国人の方々がおそらくSNSか何かで連絡を取り合いながら、まとまって登ってこられるという現象もあったものですから、そういう外国の方々にもしっかりと弾丸登山の危険性というものをお伝えするような、持てるリソースの中で最大限の取り組みをやってまいりましたし、また、警察当局との間では、しっかりと意思疎通をいたしまして、警察当局はご案内のとおり、所謂ごみごみしてると言いますか、雑踏管理の専門家ですので、その専門的な知見もしっかりと踏まえながら、それに伴ってできることはないか働きかけをしました。

今回、今現状の対策が私どもとしては、現行法令下の中での考えられる限りの対応をしている状況にございます。

ただ、これはたまたまなのでしょうか、多くの皆さんがご理解をこの週末は示していただいた結果だと思いますが、今後この状況がまだ閉山日まで続くとは保証されないわけであります。

また、今シーズンのみならず、来シーズン以降、例えばインバウンドのお客様がさらに大勢、多くの国から山梨県に訪れてくるとなると、またより一層抜本的な対策が必要であると。他方で県にとりましては、道路はクローズできない、道交法も道路法もそういったことを許す体系にはなっていないわけでありますので、こういう現行法令体系で、なおかつ権限といたしましても、今法令上の権限というのは県には明確な形では与えられていないわけです。

いわんや、登山者に対して何らかの義務を負わせるような規制権限というのは全くないわけでありますので、こういう状態が事故防止の観点、或いは安全な富士山の観点から果たしてあるべき姿なのか、何がしか、できる限り多くの皆さんに、安全に登山をし、富士山に登っていただけるような、もろもろ整理をする法的な権限、法的な裏付けが必要なんじゃないだろうかと、こういうことで条例化という話を打ち出しをさせていただきました。

これに関しては、山小屋さんも含めて地元関係者は、今トップシーズンなものですから、なおかつ、さらには今現在進行形で弾丸登山に向き合っていたり、或いは混雑する今の状況に向き合ってくださっているわけですので、今回の登山シーズンが終わってから腰を落ち着けて、どうあるべきなのか、まずこういうところからいろいろ意見交換しながら、あるべき安全確保のための法的基盤のあり方、こういうものを議論をしていきたいと考えております。

従いまして、現状は特段大きな議論というのは、まだ始まっておりません。

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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