ページID:46505更新日:2018年1月16日
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これまでの山梨県の系統豚(種豚)は、姉妹州であるアメリカ・アイオワ州から導入したランドレース種を改良して得られた「フジザクラ」があり、この系統豚からは旧県産銘柄豚肉「フジザクラポーク」が生産されてきました。フジザクラポークは、長い間、美味しい豚肉として多くの方々から好評をいただき、県産ブランド肉として愛されてきました。
こうした中、更に進化した銘柄豚肉を作るため、県では平成17年にアイオワ州からデュロック種と黒豚のバークシャー種を導入し、この2品種を掛け合わせた系統造成に取り組んできました。約7年の歳月を掛けて新しい系統豚が完成し、平成24年7月17日、県畜産試験場(現県畜産酪農技術センター)において完成披露式典を開催しました。
新しい系統豚の名前は、これまでの系統豚の「フジザクラ」の名前を残しつつ、デュロック種とバークシャー種の合成豚であることや、毛色がダーク・ブラウンであること、さらに肉豚生産の際の父豚として利用されることから「おいしい雄豚」という意味のデリシャス・ボアから、それぞれの頭文字のDとBをとって、「フジザクラDB」と命名しました。
この「フジザクラDB」は平成24年7月から生産農家に計画的に供給が開始され、平成25年8月7日には、この系統豚を父親にして生産する県の新たな銘柄豚肉を「甲州富士桜ポーク」と命名し、発表会を開催しました。限定販売店による特別販売期間を経て、平成26年6月から市場における本格流通を開始しています。
「甲州富士桜ポーク」は新系統豚「フジザクラDB」のきめが細く柔らかな肉質や上質な脂肪という優れた特性を受け継いでおり、これまでの県産銘柄豚肉「フジザクラポーク」をさらにおいしくグレードアップした新たな県産銘柄豚肉です。
新系統豚「フジザクラDB」
新系統豚完成披露式典
甲州富士桜ポーク発表会