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ページID:4439更新日:2016年2月1日

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遺跡トピックスNo.0113鰍沢河岸跡

富士川町の遺跡

  • 0005鰍沢河岸跡-泥めんこ-
  • 0025鰍沢河岸跡-礎石建物跡・井戸-
  • 0027鰍沢河岸跡-石垣・粘土枠遺構-
  • 0030鰍沢河岸跡-口留番所跡-
  • 0035鰍沢河岸跡-道・区画-
  • 0047鰍沢河岸跡-胞衣壺-
  • 0048鰍沢河岸跡-磁器・泥めんこ-
  • 0068鰍沢河岸跡-文政の大火-
  • 0092鰍沢河岸跡-目薬瓶-
  • 0113鰍沢河岸跡-元禄一分判金-
  • 0117鰍沢河岸跡-文政の大火と磁器-
  • 0188鰍沢河岸跡-荷物置き場-
  • 0203鰍沢河岸跡-竹製の水道管-
  • 0208鰍沢河岸跡-陶器製湯たんぽ-
  • 0242鰍沢河岸跡-御蔵台-
  • 0270鰍沢河岸跡-うさぎ文様の茶碗-
  • 0351鰍沢河岸跡-お茶碗にみるものがたり-
  • 0359鰍沢河岸跡-統制番号製品-
  • 0015町屋口遺跡-水路・道路-
  • 0291町屋口遺跡-明治時代の磁器-
  • 0360町屋口遺跡-河岸お蔵道-
  • 0114青柳河岸跡-石垣-
  • 0158平野遺跡-焼失住居跡-
  • 0375鰍沢河岸跡-泥めんこ-

元禄一分判金

鰍沢河岸跡は、富士川町(旧鰍沢町)明神町~横町地区に所在し、江戸時代に開かれた富士川舟運に伴う船着き場として設けられた「河岸(かし)」です。

発掘調査の様子

発掘調査の様子

 

元禄一分判金が出土した場所

元禄一分判金が出土した場所

 

一分判金は4枚で一両となるものです。中央には横並びで右から左に「一分」の文字が見られます。裏面には幕府の「御用金銀改(ごようきんぎんあらため)」だった後藤庄三郎光次(ごとうしょうざぶろうみつつぐ)の「光次」印が見られます。

元禄一分判金の裏表

写真:元禄一分判金・表元禄一分判金・裏

 

元禄一分金の出土は、江戸から明治時代に経済・物流の面で甲府以上の繁栄を誇った当時の鰍沢の様子を物語るものです。なお当時はこのお金1枚で米約250合を買うことができました。

この金貨は建物基礎の石垣脇から出土しているため、家や蔵を建てる前に繁栄の祈りを込めて大地に奉納されたものではないでしょうか。

なお今回出土した元禄一分判金は平成19年9月30日(日曜日)まで考古博物館エントランスで展示中です。この機会に是非ご覧ください。

 

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