トップ > 組織案内 > 林政部 > 山梨県森林総合研究所 > 研究所の業務の紹介 > 櫛形山で高校生によるモニタリング調査が実施されました
ページID:74590更新日:2016年8月22日
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櫛形山は、南アルプス市・富士川町の境界部に位置する、標高2000mあまりの山です。多様な自然を残しており、裸山・アヤメ平のお花畑は特に有名です。しかし、ニホンジカ等の影響による開花の減少からその対策が求められ、当所は、櫛形山アヤメ保全対策検討会の委員としての参画や、試験研究課題「ニホンジカ影響下の半自然草原における植生復元-櫛形山における事例研究-(平成23~25年度)」にも取り組んできました。
また、最近では、「地元の山を若い目で調べて、見続ける」ことから郷土の櫛形山を再認識することを目的として、県立巨摩高校・白根高校によるモニタリング調査が実施されており、当所ではこの調査に毎年協力しています。スルガヒョウタンボクの成長や開花植物の継続調査を通じて、自然環境の変化や復元を実感する機会となっています。
(環境保全科 長池)