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ページID:93382更新日:2020年2月13日
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カラマツの木材は強度がある反面、若い木では割れや狂いがでやすく加工が難しいという欠点がありました。近年ではそれを補える技術が発達したことから、新国立競技場の大屋根に山梨県産カラマツが使用されるなど木材として見直され、造林樹種としても需要が増えています。
しかし、カラマツは年ごとの種子の豊凶の差が大きく、まったく種子を作らない年もあります。こうした理由から苗木生産用の種子が全国的に不足する傾向にあります。
当研究所では現在、カラマツ苗木生産用種子の安定供給のため採種園の造成を行なっています。平成28年度から整備を始め、最終的には2ha程度の採種園になる予定です。種子生産性を高める技術と組み合わせるなどして今後の需要に対応していきます。
生産科 長谷川 喬平
カラマツの松ぼっくり