ページID:8279更新日:2020年1月24日
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中北林務環境事務所県有林課は、「管理・森林利用担当」、「経営担当」の2担当で構成されている。管理・森林利用担当は、県有林の経営計画樹立に必要な各種調査、土地の貸付、県有地境界の管理、保健休養林の管理等、「清里の森」の別荘地全823区画に係る維持管理業務をはじめとした管内森林公園(県民の森、武田の杜)、森林文化の森(釜無水源の森、八ヶ岳の森、みずがきの森)に係る維持管理業務等を行っている。経営担当は、収穫及び造林業務を行っており、収穫業務は、主・副産物の収穫、販売を、また、造林業務は、収穫跡地の造林、造林地の保育管理、病虫獣害の防除等を行っている。
当所管内県有林は、甲府市、南アルプス市、甲斐市、中央市、韮崎市、北杜市の6市にまたがり、釜無川を挟んで東部側の甲府地域と南西部側の南アルプス市、上流部の韮崎市、北杜市に大別され、その面積は57,811ha(令和元年度時点、植樹用貸地、付帯地を含む。)で管内森林の65%を占めており、中北地域の森林、林業に大きな役割を果たしている。
その特徴としては、甲府盆地北部の都市近郊林から荒川の上流域及び櫛形山から南アルプス、さらに北は八ヶ岳山麓、みずがき山麓にかけて日本有数の山岳地域が含まれ、ヒノキ、カラマツ等の人工林が約半分を占める一方、秩父多摩甲斐国立公園及び南アルプス国立公園にも指定されており、御岳昇仙峡のアカマツ林、北沢峠の原生林、広河原のカツラ林、白鳳峠のシラビソ林など貴重な森林が多く見られている。また、都市住民の身近なふれあいの場、憩いの場として、「県民の森(南アルプス市)」や「武田の杜(甲府市)」があり、森林レクレーションを楽しむ県民の入り込みが多い。さらに、県都甲府市の水源である荒川ダムの上流に広がる森林は、水源林として重要な役割をはたしている。
県有林管理計画、森林管理認証について詳しくは(山梨県庁県有林課のホームページ)をご覧下さい。
県民や社会の多様な要請に応えるため、森林機能の維持増進と木材生産の調和を推進することとしています。
清里駅北側に広がる県有林について、県有林経営の活性化と地域の振興を図ることを目的として、北杜市高根町清里字念場原第109、111、112林班の県道高根富士見線(八ヶ岳横断道)下県有地200haを山梨県が、昭和58年度から5ヶ年計画で八ヶ岳高原「清里の森」を建設し、昭和60年度から昭和63年度までの4年間で、借地権分譲方式で一般の人々に保健林養地として分譲を行った。また、平成2年度から第2期工事「味とファッションのモール」に着手し、平成3年7月にオープンし、現在に至っている。
山梨県では、森林と親しんでもらえるよう、県下に森林公園を整備しています。また、 森林文化の森は、地域特有の自然や歴史・文化を生かした森林整備や森林を育成し、森林に親しむことができるように、自然景観・生態系に配慮して歩道や林内広場などの施設整備を行い、イベントも随時行っています。
県有林管理計画に基づく収穫、伐採指定量に従って主・副産物の販売を行っている。
県有林管理計画に基づき、計画的に森林の造成や保育作業を実施している。特に地球温暖化防止のための森林吸収源対策として間伐等の森林整備・保全に積極的に取り組んでいる。また、近年はニホンジカ、クマ等の野生動物による食害や皮剥ぎの被害が増加しているため、防除対策を実施している。
県有林課
管理・森林利用担当
電話0551(23)3091
FAX0551(23)3251
経営担当
電話0551(23)3092