ページID:87962更新日:2019年12月9日
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○ 2009年11月から開始された余剰電力買取制度の適用を受ける住宅用太陽光発電設備では、
2019年11月以降、順次、10年間の買取期間が満了を迎えます。
○ 太陽光パネルは、一般的に20~30年間発電を行うことが可能です。
買取期間満了後も、引き続き、太陽光発電を行うことは、
CO2排出削減や化石燃料消費量の削減 に繋がり、
エネルギー自給率の向上や地球温暖化防止
に大いに寄与する大切な取り組みとなります。
制度による買取期間終了後も、次のいずれかの方法で、引き続き太陽光発電設備を利用していただくことが可能です。
① 自家消費の拡大
電気自動車や蓄電池、エコキュート等と組み合わせるなどして、発電した電気をさらに「自家消費」する。
☀ 太陽光で発電した電気を、昼間に使用しつつ、
余った電気を蓄電器に蓄えることで、夜間に使用することができます。
☀ 太陽光で発電した電気を、電気自動車に充電し、V2H(※)システムを通して家庭に送ることで、
夜間に使用することができます。
☀ 蓄電池や電気自動車に蓄えた電気は、災害時等の非常用電源として活用することができます。
② 相対・自由契約で売電
売電できる事業者に対し、相対・自由契約で余剰電力を「売電」する。
☀ 小売電気事業者等と個別に契約し、余剰電力を買い取ってもらうことができます。
☀ 買取金額は、各小売電力事業者によって異なりますので、ご注意ください。
☀ シンプルな買取プランから、小売電力会社の電気使用とセットの高買取サービスや
仮想蓄電サービス(余剰電力を家庭の使用電力量から差し引き)まで様々なメニューが用意されています。
契約が自動更新となっている場合は、新しい単価で継続して買取が行われます。
契約が自動更新となっていない場合は、いずれかの小売電気事業者へ申込みのうえ、買取契約を結ばない限り、買取者が不在となってしまうため、余剰電力は一般送配電事業者が無償で引き受けます。
買取期間満了の時期は、買取期間満了のおおむね6~4ヶ月前に、現在電気を買い取っている電力会社等から個別に通知されます。
◇買取期間満了時の注意点や各電力会社の買取メニューなど、詳しくは、資源エネルギー庁「どうする?ソーラー」のページをご確認ください。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/solar-2019after/
◇東京電力パワーグリッド株式会社HP「買取期間満了に伴うお手続きについて」
http://www.tepco.co.jp/pg/consignment/fit/expiry.html
◇太陽光発電設備を長期安定的に運用するためには、適切な維持管理が重要です。
(一社)太陽光発電協会が公表している以下の資料を参考にしてください。
太陽光発電システム保守点検ガイドライン【住宅用】(第2版)
太陽光発電保守点検ガイドライン(日本電機工業会・太陽光発電協会技術資料)
掲載ページ:http://www.jpea.gr.jp/document/handout/index.html