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ページID:92200更新日:2019年10月31日
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スギ・ヒノキ花粉症は春季のアレルギー疾患で、その患者数は年々増加しており、大きな社会問題になっています。森林・林業面からのスギ・ヒノキ花粉症対策の一つとして、花粉の少ないスギ・ヒノキが開発されています。当所にも、花粉の少ないスギ・ヒノキがあり、早期に種子を生産するのに有効なミニチュア採種園、人工交配園が造成されています。9月下旬から、これらの花粉症対策品種の母樹から種子を採取しています。
このように採種した種子をもとに、県内苗木業者により花粉症対策実生苗が生産されています。これらの苗木が、スギ・ヒノキ伐採跡地に植栽されることにより、花粉の減少に貢献しています。
種苗林木育種担当:西川・長谷川・馬目
写真球果の乾燥と種子の抜き取り(左:スギ;右:ヒノキ)