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ページID:67475更新日:2017年4月5日
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当研究所では、平成14年度に導入した外部評価制度に基づき、平成27年6月25日に「平成27年度第1回課題評価委員会」を開催しました。
今回は平成26年度に終了した4課題について、外部の評価委員(委員名簿)により評価を行いました。
課題 番号 |
調査研究課題 |
1 |
山梨県内の環境水中における有機フッ素化合物の実態調査 |
2 |
ヒト糞便および調理環境における黄色ブドウ球菌疫学指標の解析 |
3 |
レジオネラ属菌の消毒が困難な泉質における消毒方法の検討 |
4 |
山梨県における地衣類の分布 |
評価対象課題の概要は、 「やまなし衛環研だより」第86号(PDF:438KB)でご覧いただけます。
調査研究課題の外部評価の手順については、前記の「やまなし衛環研だより」第60号に記載してありますのでご覧ください。
課題評価は、「5段階で評価してコメントを付す」ことになっています。事後評価および中間評価の5段階評価は、次の表に示した5つの評価内容について、5:優れている、4:良好、3:概ね良好、2:部分的な見直しを要す、1:全面的な見直しを要すのいずれかの評価点をつけ、最終的に総合評価点で評価します。
評価内容 |
評価点 |
総合評価点 |
1調査研究の目的・目標の達成度 2成果の学術的意義 3成果の今後への発展性 4行政施策への貢献度、活用性 5県民、社会的ニーズへの波及効果 |
54321 54321 54321 54321 54321 |
54321 |
今回の4課題の総合評価点は、「5:優れている」、「4:良好」との評価をいただきました。また、各課題についての総合コメントは次のとおりです。
課題 番号 |
総合 評価点 |
総合コメント |
1 |
4 |
県内の主要河川で有機フッ素化合物を詳細に調査するという、当初の目的にかなう調査研究を行い、全県的な状況を提示したことを高く評価する。流量の大きな河川である釜無川や笛吹川で、ある程度の濃度を示す物質が存在することを考えると、汚染源の究明につながる検討も望まれる。また、結果から県民に何を伝えるか、についても検討していただきたい。 |
2 |
4 |
食品製造施設からの黄色ブドウ球菌の型などを調べ、全国事例をもとに食中毒のリスクの大きさを推定する方法を提示したことの意義を認める。衛生指導の向上に貢献できる内容を含んでいると考える。この方法の有効性については、検討事例を増やすなどしてさらに確認が必要であろう。 |
3 |
5 |
塩素による消毒が困難な泉質の温泉浴場に対して、有効で具体的な代替方法を提示しており、研究結果を高く評価する。現場への導入方法を検討し、衛生環境研究所としての機関評価の向上にもつなげることを期待する。 |
4 |
5 |
地衣類の分布状況の基礎データを収集するという当所の目的を達成している。環境への関心を県民に抱かせる力を持った研究成果である。環境教育の素材として活用できる形にまで発展させることを期待する。 |