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ページID:74059更新日:2017年4月5日
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当研究所では、平成14年度に導入した外部評価制度に基づき、平成28年6月28日に「平成28年度第1回課題評価委員会」を開催しました。
今回は平成27年度に終了した3課題について、外部の評価委員(委員名簿)により評価を行いました。
課題 番号 |
調査研究課題 |
1 |
畜水産物中の合成抗菌剤等の使用および濃度状況の把握 |
2 |
山梨県における風しん抗体価の調査と疫学的考察 |
3 |
環境中より分離した自由生活アメーバの危険性の研究 |
評価対象課題の概要は、 「やまなし衛環研だより」第88号(PDF:694KB)でご覧いただけます。
調査研究課題の外部評価の手順については、前記の「やまなし衛環研だより」第60号に記載してありますのでご覧ください。
課題評価は、「5段階で評価してコメントを付す」ことになっています。事後評価および中間評価の5段階評価は、次の表に示した5つの評価内容について、5:優れている、4:良好、3:概ね良好、2:部分的な見直しを要す、1:全面的な見直しを要すのいずれかの評価点をつけ、最終的に総合評価点で評価します。
評価内容 |
評価点 |
総合評価点 |
1調査研究の目的・目標の達成度 2成果の学術的意義 3成果の今後への発展性 4行政施策への貢献度、活用性 5県民、社会的ニーズへの波及効果 |
54321 54321 54321 54321 54321 |
54321 |
今回の4課題の総合評価点は、「5:優れている」、「4:良好」との評価をいただきました。また、各課題についての総合コメントは次のとおりです。
課題 番号 |
総合 評価点 |
総合コメント |
1 |
4 |
測定条件の検討、妥当性の評価の実施、抗菌剤等の残留実態調査の実施、のいずれも計画した目標を達成している。分析法や解析法の問題点も整理されており、今後の課題も提示されていて、よく整った内容である。課題解決に向けた取り組みを今後とも継続することを期待する。 |
2 |
4 |
山梨県民の風しん抗体の保有状況を調査し、年齢別,性別の保有率を比較していることで、当初の目標は達成している。ワクチン接種の記憶が曖昧な回答者が多い中、ワクチン接種の有効性と重要性を示す結果であると考えられる。研究者だけの課題ではないが、結果を行政面にどのようにつなげるのかという点についても、検討が必要だと思われる。 |
3 |
4 |
該当アメーバの耐性試験を多面的に行い、通常の環境条件では該当アメーバによる危険性は低いことを指摘しており、当初の目標は達成されている。該当アメーバはまれなアメーバだと考えられるが、基礎的な研究であるがゆえに、貴重なデータとして記録に残すことを推奨する。 |