ページID:27773更新日:2017年3月24日
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開催日時:平成21年10月20日(火曜日)午後4時~
開催場所:山梨県男女共同参画推進センター
テーマ:女性の社会参画を進めていくために
今回の「県政ひざづめ談議」は、県内の各分野で活躍されている方々が集い、研鑽活動等を行っているやまなし女性異業種の会のメンバー10名と「女性の社会参画を進めていくために」をテーマに意見交換を行いました。
対話に先立ち知事は、「皆さんは、それぞれの分野で事業活動を懸命に行っていると聞いている。女性が活躍されていることは山梨県にとって大変心強い。本県は、女性の社会参画という面では余り進んでいるとはいえないので、もっと頑張らなくてはいけないと思っている」などと、男女共同参画の推進に対する思いを参加者に伝えていました。
対話が始まると参加者は、「会の発足から12年が経つが、毎月メンバーが集まり活動計画を立てて、それをしっかり実行し、そして反省をしている」などと、今日に至るまで会の運営に真剣に取り組んできていることを知事に伝えたほか、「仕事が終わってから集まるため、拠点としている推進センターの利用時間を少し延長できないか」とか「女性が社会進出するための講座等があれば、講師として会のメンバーを活用してもらいたい」「他県で同じような異業種のグループがあったら紹介してほしい」といった要望をしていました。
これに対し知事は、「内向き志向では発展性はない。積極的に外にアプローチしていくことは大変大事なこと」などと応答していました。
また、農業を行っている参加者からは、「女性が魅力ある農業を育てていかなければならないと思う。しかし、農政予算の削減により女性の勉強する場が少なくなっている。勉強する機会が多くなると女性の質も上がり、山梨の農業がもっと活力ある魅力的なものになると思う」などと、農業女性の育成が必要不可欠であることを伝えていました。
また、別の参加者からは、「女性の社会進出が遅れているのは、年配者がポストを譲らないということもある。どんどんチェンジして、後輩に伝えていくことが大事」とか、「女性の社会参画の推進を図るには、家庭も守りながらできる方法を考えていかなくてはならない」「女性には眠っている力がかなりある。男性の協力があれば女性の社会参画はうまくいくと思う」といった意見が出されました。
これらに対して知事は、「確かに、山梨の農業は女性が支えているところが大きい」などと理解を示したほか、「今は、女性が自分の能力を生かすために社会に出ていくということが大きな流れになっている。家事を行いながら社会参画できる環境づくりを国も取り組んでいるところ」などと答えていました。
さらに参加者からは、「男女共同参画社会のあり方をどのように考えるのか、市町村における推進委員のためのテキストを作ってほしい」とか、「県内の男女共同参画に関する情報提供と県、市町村、推進委員などが様々なことを共有しあえるネットワークを整備してほしい」といったことも出されました。
最後に知事は、「いろいろ難しい面はあるけれども、皆さんには、山梨県における男女共同参画、女性の社会参画を推進するリーダーとして、ノウハウとか知恵とか、いろんな意見をこれからもいただきたい。県としてもやれることはしっかりと取り組んでいく」などと参加者に伝え終了しました。
詳細はこちら県政ひざづめ談議結果概要(H21年10月20日女性異業種の会)(PDF:82KB)