ページID:35840更新日:2017年3月24日
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開催日時:平成23年2月4日(金曜日)午後2時~
開催場所:甲府駅北口まちづくり推進委員会事務所(甲府市)
テーマ:甲府駅周辺の魅力あるまちづくり
今回の「県政ひざづめ談議」は、甲府駅北口まちづくり推進委員会と甲府駅南口のまちづくり研究会の20名の方々と、「甲府駅周辺の魅力あるまちづくり」をテーマに意見交換を行いました。
対話に先立ち知事は、「甲府駅周辺は山梨の玄関口なので、この地域が元気を出し、活性化しないことには、県全体が活性化しないという思いである。北口については市の新都市拠点整備事業がようやく完成に近づいている中で、県としても図書館を建設し、交流の拠点となるような施設にしたいと思っている。また、南口については市と一緒に景観を良くするための修景整備の検討を行っており、皆様方にもご参加をいただいている。日頃、お考えになっていることなど、遠慮なくご意見をお聞かせいただきたい」などと参加者に伝えていました。
対話が始まると参加者は、「図書館を夜10時頃まで活性化のための交流の場として使わせていただきたい」とか「図書館の運営を民間のプロに委託したらどうか」など新県立図書館に関する要望や提案を知事に伝えていました。
これに対し知事は、「夏と冬の違いもあるが、夜10時まで開けられるかどうか検討してみる」「今の図書館はボランティアが一生懸命やってくれていることもあって、指定管理者までは当面は考えておらず、できるだけボランティアを使ってやっていこうという方針である」などと応答していました。
別の参加者からは、「県から地域活性化促進事業の補助金をいただいているが、もっと後継者の育成などにも使えるようなソフト重視の補助金にしてもらいたい」とか「東京ガス南側の踏切道路が狭いので歩行者の安全性を確保してほしい」との要望も出されました。
このほか、参加者から、北口の歴史公園と南口の舞鶴城公園とをつなぐ「木の太鼓橋を造ったらどうか」とか「新山梨環状道路北部区間のこともあるが、愛宕町下条線を東側に伸ばして山の手通りの渋滞を緩和したらどうか」などの提案もありました。
また、参加者から、南口の修景計画について、「タクシープールの問題も含めて、機能性を重視した駅前広場を作ってもらいたい」「都市計画のプロなどとも協議し、商業施設とリンクした整備をお願いしたい」「顔づくりの部分の議論が少ないのでもっと山梨の玄関口としてどうあるべきかを整理した方がよい」「江戸文化の雰囲気をかもしだせるような景観にしてほしい」などさまざまな要望や提案が出されました。
これに対し知事は、「タクシープールなど駅前広場をどうしていくかということは、一番中心的な課題の1つである」「今の案には地元の皆さんの話が十分に反映されていないのではないか。もっと、議論を尽くさないといけない」などと答えていました。
このほかにも、「北口への交番あるいは派出所の設置」「リニア中央新幹線の駅と甲府駅とのアクセスの検討」「定住人口を増やすための中央線の高速化や利便性の向上」「カラス等の鳥の糞対策」「観光バスの駐停車場所の確保」「地下道の整備」などの要望や意見が出されました。
最後に知事は、「いろいろなお話をお聞かせいただき、改めて、甲府駅周辺整備の難しさを感ずるが、やはり山梨県のシンボルとなり、訪れた方が、『ああ、なるほど、素晴らしいな』と感じてくれるようなところでないといけない。そのためにも、県庁、市役所の皆さんが地域の中に入って徹底的に話し合うことが非常に大事である。100%満足ということにはならないけれども、衆知を集めて、この地域の皆さんがこれでいいじゃないかと思ってくれるような案をつくっていかなければいけない」などと参加者に伝え終了しました。